38/43
38-話題を変えて
海斗「ボピくん。僕にはまだわからないこ
とがあるんだけど、聞いていいかい?」
ボピ「はあ、なんでちょう?」
海斗「たとえば、ここにアメ玉があるとし
よう。このアメ玉を僕が食べても、君に
はどんな味かはわからないよね」
ボピ「そうでちゅね」
海斗「つまり、僕の自我は僕の体に宿って
いて、君の体には宿っていない」
ボピ「そうでちゅね」
海斗「これはなぜなんだ。過去から今に至
るまで膨大な数の人間が生まれている。
爬虫類とか昆虫とか人間以外の生き物ま
で含めれば、もっとすごい数の生物がこ
れまで生まれて来ているはずだよね。
それなのに、どうして僕の自我はこの体
に宿ることになったんだよ。しかも、そ
れは明日になっても変わらない。明日に
なったら、僕の自我が君の体に移動する
こともない。これって、すごく不思議だ
と思わないかい?」
ボピ「うーん。ちょ、ちょ、ちょれは」
ーつづくー




