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庭園のお茶会から二日後。
王宮の朝は、鳥のさえずりで始まった。
リアは仕事表を受け取り、首をかしげる。
「今日は庭園ですか?」
マーサが頷く。
「東庭園のベンチが壊れたらしい。」
「修繕係と一緒の仕事になるよ。」
「はい。」
修繕係と一緒。
その言葉に少しだけ緊張する。
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東庭園へ向かうと、すでに修繕係が集まっていた。
木材を運ぶロイ。
工具を並べる職人たち。
そして、ベンチの前にしゃがみ込むエリック。
「おはようございます。」
リアが頭を下げる。
エリックも顔を上げ、小さく会釈した。
「おはよう。」
その一言だけで、なぜか緊張が少しほどけた。
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「リアちゃーん!」
ロイが大きく手を振る。
「こっちこっち!」
リアが近づくと、ロイは壊れたベンチを指さした。
「昨日、小さい子が飛び跳ねちゃったみたいでさ。」
「幸い誰もケガはしなかったけど。」
リアは壊れた脚を見つめた。
「……直るんですか?」
「もちろん!」
ロイが胸を張る。
「うちには無口だけど腕は一番の職人がいるから。」
「聞こえてる。」
エリックが淡々と言う。
ロイは笑った。
「聞かせてる。」
思わずリアも笑ってしまう。
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修繕が始まった。
リアたちは周囲を掃除しながら、木くずを集めていく。
トントン、と木槌の音。
カン、と釘を打つ音。
庭園には心地よいリズムが流れていた。
リアはその音を聞きながら思う。
(修繕係の仕事って、きれいだな。)
壊れたものが、少しずつ元の姿へ戻っていく。
あとしまつ係とは違う。
でも、どこか似ている。




