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1484 青春白書  作者: 吉倉 光希
 第6章 「幼馴染は永遠に」
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第1節

~登場人物紹介~


道上 準貴:本作の主人公、高校一年生。イケメンだがオタク。

高橋 遥 :主人公の幼馴染。元野球部マネージャーで現在諸事情で入院中。


 七月八日日曜日。道上準貴の朝は早い。俺はというと、早朝から自分の部屋の倉庫で『あるもの』を探していた。


 「・・・おかしいな。ここらへんに二つあったはずなんだけど」


道上家の倉庫にはとりあえず使わないものが大量に仕舞われている。クリスマスツリーとか、両親の卒業アルバムとか。あとは数年は使用してないであろうお客さん用の布団セット。懐かしいものとしては俺が昔遊んでいたプラレールやトミカのおもちゃなどもあった。倉庫のなかはそれはもうとりあえず突っ込んどけという具合にごったがえしており、それはもう酷い有様だった。この場所が広いから悪いというのもある。なんでも入ってしまうがために、なんでも詰め込んでしまうのだ。この中からお目当てのものを探し当てるというのは相当しんどい。


 「・・・あった。うわ、埃だらけ」


数十分後、やっとの思いで例のモノを見つけ出す。まずはとりあえず周りの綿埃をふき取り、着火テストをする。二台とも無事稼働するようなので、それを旅行用のキャリーケースの中に仕舞う。今日はこのキャリーケースを持って遥のところへお見舞いに行く予定だ。

 そして俺が次に向かったのは台所。そこで必要な具材たちを適切なサイズに切り、保存用のタッパーに入れ冷蔵庫の中へとしまう。


 「あとは調理器具だな」


最後に鍋二つ他諸々の調理器具を入れ、パンパンになったキャリーケースを閉じたところで準備は完成だ。何を作るかだって?それはまぁ追々話すことにしよう。


 「朝からなにやってんだよ。どんがらがっしゃんうるせーぞ」


現在の時刻は朝の八時ほど。親父には昼前に遥のいる病院へと送ってもらう予定だった。


 「おぉ、おはよう親父」


 「・・・なにやってんだよ」


 「見ての通り、遥のお見舞いの準備」


そして俺の隣にあるのは三泊四日ほどの洋服を詰め込むことができる比較的大きめなキャリーケース。俺が中学の修学旅行の際に買ってもらったやつだ。当時「大きいに越したことはない」と言ってこれを買ったはいものの、中学の修学旅行にキャリーケースで来るやつはほんとに少数で、少し恥ずかしかったのは記憶に新しい。


 「・・・よくわかんねぇけどさ。迷惑だけはかけんなよ?」


 「大丈夫だって」


そうして親父は再び自室へと姿を消した。遥自身が温かいものが食べたいというのだから、きっと大丈夫だ。

・・・たぶん。


その後行く準備を整えた俺は、遅めの朝食をとる。メニューはもちろん、昨日の夜買ってきたアレだ。今日の昼の味見を兼ねて、というのもある。朝からこれというのも悪くない。しかも今日は全国で夏日になる予報だ。暑い中これというのも、また風情だろう。


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