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1484 青春白書  作者: 吉倉 光希
 第5章 「フラグクラッシャー」
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第7節

~登場人物紹介~


道上 準貴:本作の主人公、高校一年生。イケメンだがオタク。小柄。

小室 江美:主人公の隣の席のクラスメイト。パソコン部。


※この物語はフィクションであり実在の人物団体とは一切関係ありません。

 彼の後姿を見送り、見えなくなったことを確認した後、家に入る。まだお母さんは帰ってきていないみたい。この顔を見られたら少し恥ずかしかったのでちょうど良かった。と思いながら自分の部屋に入り、鏡を見る。


 「ひどい顔、化粧も落ちてるし・・・」


と言いながら、崩れた化粧を落としてしまう。というか、彼の場合、化粧をしているかどうかも分かってもらえていなさそうなので、その点は少し安心だ。


 「・・・」


あの部屋での出来事を思い出しながら、ふとあることを思い出す。スカートのポケット中に手を突っ込み、そして、彼がくれた青色のハンカチを返し忘れたことに気が付く。


 「鼻水もついてるし、あの場では返せないよね。洗わないと」


と思いながら、部屋着に着替えた彼女は、洗面所にある洗濯機の中に自分の肌着と一緒にハンカチを突っ込む。


 「別に、忘れてただけだし」


と自分に言い訳をする。だけど、やっぱり自分の肌着と洗うのはどうなのだろ、そんなことを考え、結局、それを洗濯機から取り出し、洗面所で手洗いすることにした。ジャバジャバとそれ洗いながら、再び部室でのことを思いだす。


 「・・・もう、変な人なんだから」


ハンカチを洗いながらそんなことを思う。


 「・・・これ、新しいの買ってあげたら、喜ぶかな」


でもそんなことするのはさすがに厚かましいだろうか、でも化粧とかもついて、汚してしまったし、これを返すのも少し気が引ける。


 「いや、でもこれじゃあ準貴のこと好きな変態みたいじゃん。いやでもなぁ」


そんな悶々としながらジャバジャバとハンカチを洗い続ける彼女が、結局新しいものを買うのは、もう少しだけ先の話。

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