第十二話 これが日常①
男が悪魔化を起こした日から一週間が経った。
皆普段通り登校している。
リオもいつも通り登校する。
「主人!今日は何の授業をするんだ?」
カリューは楽しそうだ。わくわくした目でこちらを見てくる。
「一時限目、剣術。二時限目、魔法。三時限目、体術。四時限目、魔法考古学。五時限目、歴史。六時限目、魔術」
リオは朝に確認した時間割を棒読みする。
「主人!楽しく学校に行く、という気持ちはないのか!」
楽しく学校に行く。リオもそうしたいのだ。
しかし、学校が終わった後すぐに林へ行って特訓を夜の12時頃までする。
カリュー曰く、特訓の時間が足りない!だそうだ。
その後学校から出た大量の宿題をやるのだ。
それに寝不足による疲労感と頭痛に悩まされる。
楽しく学校に行く?このスケジュールで出来るわけないだろ!
「強くなりたいと言ったのは主人だろう?」
「確かに俺だけど!時間が足りない!じゃねぇよ!学校で剣術や体術、魔術もやってるんだぞ!そのぶんぐらい時間減らせよ!もう、俺復讐する前に死ぬぞ......」
「主人!減らせ!と言われてもあれがベストなのだ!むしろ足りないぐらいだ!もう、悪魔化した人間ぐらいは勝てるようにしたいのだろう?」
悪魔化した人間ぐらい勝てないと黒いコートを着た男にも勝てないだろう。そう思いあの日以降特訓の時間を増やしたのだ。
だが、精神的、体力的にもう限界だった。
「せめて宿題を終わらせてから特訓をしようぜ.....もう、マジで死ぬから....」
リオは道のど真ん中で崩れ落ち....
土下座をする。
周りの人はジロジロとこちらを見てくる。
「わ、分かった!分かったから!主人!私に頭を下げるな!み、皆みているだろう!」
だが、見られているのはカリューではない、リオだった、そのことにカリューは気づいていない。
周りから見れば何も無いところで話していて何も無いところに向かって土下座をしているのだ。当然怪しむだろう。
その中には同じ学校の生徒もいた。
「本当か?練習量減らしてくれるのか…..?」
少し涙目になっている。
気持ち悪い......
そう思ったがカリューは何も言わず首を縦にふる。
「ありがとうございます。カリュー様」
もう一度土下座をする。
「だから!頭を下げるな!ほら!もうそろそろ校門だぞ!」
そう言ってカリューはリオの手を無理やり引いて連れていく。
校門の前ではニクスが待っていた。
何故か毎度のように待ってくれるのだ。
「おう!リオ!リオ?どうした?その涙目?」
歓喜の涙がまだ目に残っているらしい。
「気にするな......ニクス......」
そう言って右手の親指を立て前に突き出す。
「お、おう...なんか....今日のお前キモくね....」
ニクスは少し引いている。
「キモいか....そうか......キモいのか.....」
キモい....
カリューとニクスの意見が綺麗に揃った。
①です。
②も出ます。
暫く新しい話、出してませんでしたね。
すいません。リアルが忙しくて....(あと誤字脱字の編集とか....)
というわけでこのへんで!
読んでくださりありがとうございました!




