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忘れたい手紙

忘れたい手紙かもしれない


「大好き!大好きなんです うふ 手料理も長い黒髪もそのエルフのような耳も

綺麗な顔も深紅の瞳もみんな大好きなんですうう」

たどたどしい文字で書かれた手紙 ラブレターとも恋文かも 当時 幼い子供が書いたもの


それは俺の前世で会った 

まだ幼い子供だったアラシャ 


生まれて、おむつも変えた 離乳食も俺が担当


歳月は数百年過ぎて 特別な血の為に 

数百年を生きている黒猫のアラシャ


今では希少種となったほぼ絶えた俺の種族

 前世のままの姿の俺


黒猫のアラシャ

今は王国の王となった猫耳の‥ 黒猫な亜人のアラシャ

中身は実にふてぶてしい‥ 外面は綺麗な少年だが


でもって‥俺が転生して またアラシャと会ったら‥押し倒されて 挙句に王妃にされた 

大体、俺の性別は


◇ ◇


「アシャルお兄ちゃん トーン貼って」

「はいはい アリサ」


「僕、王さまとしての仕事があるんですけど」

暗黒の王として恐れられているはずのアラシャが半泣きしながら言う


「ふん、知るか まあ、お菓子の時間だな 

料理するから」


「この前 大昔、僕が書いた手紙ですけどおお」


「…知るか まあ、夕食はご馳走を作るから黙って アシストの仕事しろ

後で政務もてつだってやるから」


「約束ですよ」頬を赤くて嬉しそうなアラシャがそこにいる



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