〜第1章2部"少年領主と新たな友"〜 悪臭に襲われる
くっ!早くしていくといいながらこの始末)^o^(
本当にペースを上げますので……
一応次は、明日の午後10を予定しております。これからもよろしくお願いいたしますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
とまあ考えていた三人であったが、ふと周囲をシゲンは見渡した。
ルシット商会に押し寄せる人の波から向け出す為に、いつのまにか路地の奥深くまで歩いていたようだった。
自分の姿は両脇にそびえる粗末な住宅によって陰に包まれていた。
我に返ってキョロキョロと周囲を見渡しているシゲンの傍で、クロノス達はのんびりと喋っていた。
「さっきまで大通りにいたはずなのに、気づいたらここまで来たんだな。ここはどの辺りだろ?」
「ん〜あの混乱のせいでどの道を使ったのか朧げっすから大体ですけど……一応間違ってなければ、ここはちょうど貧民街の辺りっすね」
先程まで人でごった返して賑やかであった大通りと比べ、喧騒は多少あるものの、それは通りのような明るさなどなく、薄暗い雰囲気に満ちていた。
「どうせここまで来たんだ、貧民街の人々がどう暮らしているのかも見て行こ――――――っっつ!?」
シゲンがそう言って二人を誘おうとしたその時、凄まじい程の異臭がシゲンの鼻腔に突き刺さった。
――なっ、なんなんだこの匂いは……?――
「ちょっ、いきなり蹲ってどうしたんすか!何か気分でも悪くしたんすか?」
喋りかけて来たと思ったら、いきなり蹲ってしまったシゲンに目を丸くしながら慌ててハーバー達は対応した。
「シゲン、一旦深く息を吸って落ち着け。一体何があったんだ」
クロノスがそう心配そうに問いかけると、シゲンはこの悪臭に何も気にしている素振りを見せない二人に困惑して問い返した。
「こんな臭いの中で驚かない訳がないだろ!逆にお前らは、なんでこの凄まじい異臭の中で平然としてられるんだ?」
その問いかけにクロノス達は、「なんだ、そんなことか」とでも言いたげな表情をしながらあっさりと返した。
「「えっ!?……ああ、もしかしてこの糞尿の臭いのことですか(っすか)」」
……そう、シゲンの鼻腔を襲ったのはキツイ程の"糞尿"の臭いであったのだ。
先程まではドタバタと思考に没頭していたのもあったので、それは意識の外に置かれていたのだが、思考が落ち着いて来た事で一気に嗅覚にこの悪臭が襲いかかったのである。
「あ、ああその通りだ。さっきまでの通りは全然そんな臭いなんてしなかったんだけど、ここに来てからいきなり来たもんだから堪らなくなった。」
あまりにも二人が淡白に返したものだから、自分の気のせいかな?と思って再度臭いを嗅いだものの、やはりキツイ糞尿の臭いに襲われてしまい、顔をしかめながら話した。
しかし、二人からは
「「別にこんなのは普通の事ですよ(っすよ)」」
と、また息ぴったりに返され、クロノスが呆れながら続けた。
「と言うか普通は貧民街なんて関係なしに、この臭いは通りもガンガンしているのが普通だよ」
「そんな訳無いだろ?だってヴェリトルの通りもそうだけど、帝都やヴェリトルの道を通った時は全然だったぞ」
そうである、シゲンが五歳という十年も前の事ではあるが、帝都の大通りを通った時はこんな悪臭を感じなかったのだ。それにヴェリトルに行く際、シュバルツ家の本邸が置かれてもいる大都市"シュバルツ"の通りを抜けた時もまったくこのような糞尿の臭いを感じる事はなかったのだ。
「それは今の皇帝陛下が、悪臭を嫌ったもんだから限定的っすけど、道が清められているからっすね。シュバルツも同じっすね。ヴィング様がその悪臭を嫌って清めさせたから無事だっただけっす」
そうハーバーがサクッと言うと更に続けた。
「まあシュバルツや帝都でも、大通りから外れた道になると、こんな悪臭はしてくるんで慣れた方が良いっすよ」
と、最後にハーバーから注意を受けてこの話は終わったのだが、これはシゲンの心の中でバルディ等の不正問題並みに、解決しなければならない事であると刻む事となったのである。
見てくださってありがとうございました!
誤字脱字等御座いましたら教えて下さると幸いですo(^▽^)o




