〜第1章2部"少年領主と新たな友"〜 初日を終える
九時に投稿出来て嬉しい作者です( ^∀^)
活動報告にも書かせて頂いたのですが、明日は二回投稿する予定です。
不定期が最近頻発していますし、これからも多々あると思いますが頑張ってまいりますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
アルバとの長いような短いような会談を終えた後、シゲン達はハーバーらがいる場所へ向かった。
部屋の中に入ると、そこには一心不乱に手を動かして仕事に熱中している者と、その脇で静かに何かを話しているハーバーとバルディの姿があった。
シゲン達が来たことを、最初に気付いたのはハーバーであった。視線が不意に動いたのを不信に思ったのだろう、おもむろに振り返ってシゲン達の姿を確認したバルディが気付き、バルディはすぐさま会釈して礼を取った。
「これはシゲン様。気付くのに遅れて申し訳ありません」
しかしそのやり取りをしても仕事に熱中している役人達は全く気付いていなかった。
それは拙いと思ったのか、一番近くにいた一人の頭を"ボスっ"と叩きながら叱りつけた。
「新しくこのヴェリトルの領主となった大公爵家次期当主であらせられる、シゲン・シュバルツ様です。直ちに礼を取りなさい!」
「「「ご、ご無礼いたしました!」」」
「ああ、大丈夫で……だ。二年程だが、それまで宜しく頼む」
(貴族らしい振る舞いか……まだ慣れないものだな)そう自嘲しながらそう告げると、彼らは一斉に仕事に戻った。
すると、その様子を見ていたバルディが話しかけた。
「シゲン様、クロノス殿、ルシット商会の長であるアルバ・ルシットとの会談誠にお疲れ様でございました。あの商会が、このヴェリトルにて最大規模を誇るものです。商人連中、特にあのアルバは中々の手練れです。表面上は持ち上げてまいりますが、知らぬ所で益を大量に取られますのでくれぐれもお気をつけ下され」
そう言うとギラギラした眼差しを和らげ、近くにいるハーバーを手招きしながら言った。
「お方々は今日到着したばかりです。既にハーバー殿にはお伝えしましたが、今日はもう休まれてくだされ。なぁに、政務の引き継ぎはいたしましたし顔合わせもしました。それに来て早々に商人とも話されたのですよ、充分やっておられます」
「そうか……しかし大丈夫なのか?自分が来るまでここの領主は不在だったんだ。領主が決済しなければならない物が溜まっているんじゃないのか?」
「いえいえ、確かにありはしますが領主代行として私が代わりに行って大半が片付けてあります。一部残っているのもありますが、火急にやらねばならない物ではありませんのでご心配は無用です」
そしてバルディはやんわりと笑った。
「ですから明日はシゲン様達三人でこのヴェリトルの街を視察するといいでしょう。これから治めるてゆくのです、実際に目でみて感じれば色々わかることもありましょう」
一応バルディの件について調べる必要があると思っていたので、その提案はシゲンにとって渡りに船であったのだが、まさかバルディから言われるとは思ってもいなかった。
「しかし、その次の日からは政務をやって頂きますから注意してくだされ」
「……すまない、じゃあ有り難くそうさせてもらうことにする。今日はこれで終わりにしよう、先に失礼する」
「「「お疲れ様です!」」」
そう言うと、仕事に戻っていた彼らは一斉に立ち上がって言った。
それに苦笑いしながらシゲンは退出した。
「お疲れ様でした」
「お先に失礼するっす〜」
それに続いてクロノスとハーバーも部屋から出て行った。
――こうして、ヴェリトルに着いて最初の一日が終わった――
見て下さってありがとうございます!
誤字脱字等御座いましたら、是非教えて下さると幸いです(*'▽'*)
〜近頃インフルエンザが流行しています。気持ち良く年を迎えるためにも、体調管理に気をつけてお過ごしください♪( ´▽`)〜




