〜第1章2部"少年領主と新たな友"〜 父と子の違い
一日空いての投稿ですー
……はい、すいませんでした。
最近たるんでますね(-.-;)y-~~~
頑張ってやっていきますが、一日空いていたら
「ああ、間に合わなかったんだなぁ」
と思っていてください、次の日には投稿していると思うので……
「よしいくぞ!レビン!!歯〜を〜喰いしばりやがれえぇぇっ!!!」
ウィングが言い終わる前に、アルノルドは再度手を振りかぶり、神速の拳をレビンに振るった。
レビンは、主君の言葉に愕然としながらもアルノルドの動きを見切っていた。そのため「殴られろ」というウィングからの命令があったが、理由も無しに殴られる訳にはいかないので、瞬時にその場から下がって躱した。
何故殴られるのか理解していない為、理不尽の命令を下したウィングに問いかけた。
「ウィング様、いくら貴方様でも理由無しに殴られる訳には納得できません。一体どういう事でしょうか?」
ウィングはそう言われて、笑いながら手を振った。
「ああ言ってなかったな、そりゃ納得しないよな。ふっふふ、すまんすまん」
そう言って答えようとした時、クロノスが急にウィング達に土下座をして必死になって謝罪した。
「ウィングさま!ちちがもうしわけありません!!」
急に土下座をしたものだからレビンは戸惑った。
「なっ、何をしているのだクロノス、みっともないのだからやめろ」
そう言ってクロノスに辞めさせようとするものの、クロノスは辞めさせようとする父をバッと見上げて怒鳴った。
「ちちうえ!!しゅくんである、ウィングさまの"殴られろ"というめいにそむいてよけたのですよ!!これはじゅうざいなのです、ちちうえもすぐにあやまってください!!!」
……ちなみにだが、このクロノスの言は普通に正しかったりする。他領では、領主によっては"不敬罪"として重い裁きをされて死罪になる場合もある。この部分はその貴族の裁量によるのでなんともいえないが。
まあその貴族に親しかったり、その一族であったりした場合は黙認されたり、普通にスルーされたりもするのでなんとも言えないものがあるが、、、、
そうクロノスが言った言葉にピシッとレビンは固まった。その様子を見たウィングは、更に高笑いをして、
「はーはっはは、レビン、言われたなぁ」
レビンは何とも言えない顔をしながらウィングに謝罪した。
「はっ、はぁ。申し訳ありませんでした」
「いや、大丈夫だ。このくらいでは別に目くじら立てることもない。公の場ではいつも堅苦しくやってくれるからな」
その謝罪を遮る様にウィングは告げた。そして未だに土下座を続けるクロノスに、
「お前も大丈夫だ。確かに公だと問題はあるが、別にここは内々のことだ」
そう言われると、クロノスは直ぐに立ち上がって一礼した。
気を取直して、ウィングは理由をレビンに話し始めた。
「お前、クロノスにどんな教育をしているのだ?」
その質問に、レビンは?を頭に浮かべながら答えた。
「それは……クロノスには、シュバルツ家に代々仕えるフロイラム家の跡を継ぐ名に恥じぬ教育を施しています。武芸に始ま「違う違う、そうじゃない。勘違いさせたな、別にクロノスの力を無いなどとは思っていない。どのような"志"を教えている?」……クロノスにはシュバルツ家に仕える者として命をかけろ、と」
そうはっきりと答えた。実際レビンはシュバルツ家の為に命を投げ捨てる覚悟はある、「殴られろ」と言われた時は避けたが、それとてシュバルツ家の為になる理由があれば普通に殴られていた。
ウィングはそう答えたレビンに向けて、呆れるように告げた。
「……どうやらお前の息子は、お前と違って命のかけ方が違うみたいだが」
「それは、どういうことでしょうか」
そうレビンが聞くと、ウィングは体をクロノスの方に向けて、優しく問いかけた。
「クロノス、少し聞きたい事があるがいいかい?」
そう言われてクロノスは、良い笑顔で元気よく答えた。
「はい!なんでもこたえさせていただきます!」
「じゃあ質問しよう。まず、、」
そう言うと、ウィングは今までずっと黙っていたシゲンを見ながら言った。
「クロノスはシゲンと一緒に修行するように言われた時、どんな気持ちだったかい?」
その質問に、クロノスは一瞬で返答した。
「まさかシゲンさまとともにできるなど、とてもこうえいでした!」
「そうか、じゃあシゲンの"友"としてなる様に言われた時はどんな気持ちだった?」
その質問にも一瞬で答えた。
「それは、シゲンさまにたいしてタメぐちではなせ、というめいれいだとおもったので、しつれいながらやらせていただきました!」
「だ、そうだ……で、何か弁解はあるかい、レビン?手紙には、シゲンの"友"として一緒に修行をして、心の支えになって欲しいと書いていたのだが、、確かに急ではあったが、お前だったら問題があった時、すぐに拒否をしただろう」
そのウィングの言葉に、レビンは目をつむる、ただ謝意を述べた。
「……申し開きもありません……」
そう聞いたウィングは、急に今まで黙っていたシゲンに対して、急に投げかけた。
「シゲン、君はどう思っている?」
いきなり投げかけられたが、シゲンはすぐに答えた。
「わたしは、クロノスにほんとうの"友達"になってほしいです」
なんて事はない、気心の知れた同世代の友人を得る機会を逃すわけがないのだから。
その答えに満足したのか、ウィングは満面の笑みを浮かべながら話した。
「シゲンにも上っ面だと知られているぞ?……まあ今日は一旦一緒に帰って話し合え。クロノス、次来た時は、シゲンと本当の友人になってくれよ、これは大公爵としてではない。一人の父としての頼みだ」
「は、はい?」
ウィングの言葉に?を浮かべながらクロノスは頷いた。
すると、話が終わったと判断したアルノルドが再度レビンを殴る準備をしながら言った。
「……じゃあレビン、準備は良いな?」
そう言われたレビンは、ハッとしたものの、静かに笑い、吹っ切れた様に言った。
「仕方あるまい、アルノルド、思いっきりやってくれ。」
そして、アルノルドは思いっきり振りかぶって殴った。
"ドゴッッツツ!"
「っつぅぅ……グッ!」
レビンはもろにその豪腕を受けたものの、崩れる事なくその場で立って見せた。
「ったく、、レビン、今日はそんくらいにしとくから、後は話し合いを頑張れよ」
「ふっ、お前に言われるまでもない」
殴ってスッキリとしたのか、アルノルドは良い笑顔でそう言った。レビンは不敵に返して、殴られた箇所を払うと身体を整え、シュバルツ家将校としての威厳を出しながらウィングに向き直った。
「ウィング様、今日はご迷惑をお掛けしました。一旦レビンと話をさせていただきます」
するとウィングも大公爵としての威厳を出しながら返した。
「あぁ」
そしてレビンはクロノスの体をひいて、その場を後にする前に、シゲンの元に向かって一言告げた。
「シゲン様、本日はご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。……失礼ながら愚息を友人にしたいと言ってくださって、大変嬉しく思いました。次からも息子をお願い致します」
その態度は、息子を思う一人の父親の姿だった。
もちろん、シゲンの答えは、
「もちろんです、こちらこそよろしくおねがいします!」
その答えを聞いて、レビンはクロノスを連れて、書室を後にした。
……後は、フロイラム家でお話しがあるだろう。
見てくれてありがとうございます!
誤字脱字等ありましたら教えてくださると幸いです!
↓本文にあった不敬罪について(*´∀`)♪
〜不敬罪〜
中世ヨーロッパの世界観的な設定なので色々調べたら、"不敬罪"より、"大逆罪"だったりしたりしてイマイチ違いが難しいですね。"国家侮辱罪" "国家反逆罪" とか様々なものでごっちゃになったりするのですが、結局その場その場の制度で判定が異なるので、この話では一纏めに"不敬罪"とさせていただきます。




