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【コメディー】歌を詠んだが 特に意味なし

【お題:コンクリート、じんじん テーマ:五七五 文字数:499字】

 じんじんと

  コンクリートで

   手が痛い



「……なにこれ?」


 脈絡もなく、弟が句を書いた紙を突きつけてきた。

 戸惑う私に、弟は「ハァ!? わかんねーの?」と怒った様子。


「俳句もしらねーとか、ねーちゃん国語力ポンコツかよ」

「俳句と川柳の区別すらつかない奴には言われたくない」


 というか、なんで五七五? どうも抗議文のつもりらしいけど……意図が謎。


「えーと……コレどういう意味? どっかに手ぶつけちゃった、的な?」

「全然ちげーし! やっぱねーちゃんポンコツだな!」


 いや、うん、国語が苦手なのは否定しない。

 けどなんかムカつく。


「じゃあなによ?」

「ハッ、教えねーし。どうしてもってんなら」

「はいはい教えてくださいお願いします」

 

 癪だけど、ここは頭を下げた方が早く片付く。経験則だ。

 そしたら弟は満足げに、かつ非常にウザったいドヤ顔で解説する。


「昨日ねーちゃん、オレのゲーム没収したろ。良いところだったのに!」

「うん。夜中うるさかったからね」

「で、あれからずっとムカムカしててよ。今日下校中に電柱殴ったんだよ」

「……うん?」

「したらめっちゃ痛かった。どうしてくれんだ責任とれよ!」

「いや知らんわ」


 完全に自業自得じゃん。私の考察時間返せ。

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