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【コメディー】オールスターが必ずしも素晴らしいわけじゃない

【お題:晴れ、ファミコン、激流 テーマ:ごちゃ混ぜ 文字数:500字】

「やっぱ晴れた日は家でゲームに限るよね!」


 なんて言って、幼馴染のバカが持ってきたのは一台のノートパソコンだった。

 そこにはファミコン時代を彷彿させる粗いドット絵で、『昔話ファンタジー』なんてタイトルロゴが表示されている。


「……何だこれ? フリーゲームか?」

「ふふふ、そう! 実はこれ、僕の自作(オリジナル)なんだ!」


 おまえ、いつの間にこんなものを……。

 顔を見ると、どうも俺にプレイして欲しくてそわそわしている様子。

 ……仕方ない、付き合ってやるか。


「やった! じゃまずはキャラ選択からね」

「……なあ、なんで主人公、爺さんか婆さんの二択なの?」

「そりゃあ昔話をモチーフにしたRPGだもん。誰でも元ネタ知ってるし、親近感湧くかなって」

「……ふぅん」


 確かに、進めるたび出てくる仲間や敵は、お馴染みのキャラばかりだった。

 桃太郎だったり金太郎だったり。

 よく知る個性豊かなキャラが織りなす冒険ファンタジー作品、か……。

 ……なるほど。これはまた――


「クソゲーじゃねえか!」


 川に洗濯に行った婆さんが『桃』との戦闘に敗れ、そのまま激流に飲まれて竜宮城にたどり着き一寸法師を助けるために熊と相撲をとりはじめた時点で、俺はコントローラーを投げた。

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