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【日常】やっぱり甘いものが一番
【お題:砂糖、ゲームセンター、一撃必殺 テーマ:特になし 文字数:499字】
厄介なことになった。
姪っ子のおもりを任せられたものの、俺の知る「近所の娯楽施設」なんてゲームセンターくらいしかない。
クレーンゲームだけでも間が持つかと高をくくっていたが……。子供はそう単純じゃないらしい。
「もーヤダつまんなーい! おうち帰るー!」
「そう言わずさぁ乃愛ちゃん。ママもすぐ帰ってくるから」
「すぐっていつ!」
「そ、れは……」
姉貴はいつも買い物が長い。それは結婚後も変わらなかったようで、子供にもバッチリ把握されているようだ。乃愛ちゃんの目が一切期待していない。
でもこれ以上グズられても面倒だし……。
「な、なあ乃愛ちゃん、あっちに乃愛ちゃんの好きなぬいぐるみが」
「いらない! どうせ取れないし!」
「じ、じゃあメダルゲームとかどう? 結構おもしろ――」
「ヤダ、つまんない!」
「うぅーん、じゃあ公園でも行く? お友達いるかも」
「暑いからおそとヤダ!」
……困った。こうなったら、奥の手を出すしかないか……。
少々出費は痛いが、仕方あるまい。
「じゃあさ、乃愛ちゃん」
「…………」
「そこの喫茶店、巨大パフェがおいしいんだけど、行く?」
「え!? いいの!?」
一撃必殺!
やっぱ幼女のご機嫌取りには、砂糖が一番だよな。




