表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/100

【青春】雨に閉ざされた放課後

【お題:雷、女子 テーマ:非日常感 文字数:498字】

 突然の夕立だった。

 放課後に降り出した大雨は、私達を校舎の中に閉じ込め、

 部活もできず、一刻も早く帰りたいとミカが愚痴をこぼす。


「あーもうサイアク! HR終わったらさっさと帰ればよかった~」

「いや~これじゃしばらく外に出られないねぇ」

「……なんか楽しそうだねマユ」

「ん、そう?」


 なんてとぼけてみる。ミカの指摘は正しいのだけど。

 

 外は雷が鳴っている。

 薄暗い雲間をゴロゴロと照らして、ちょっと不気味だ。

 これがホラー映画なら、殺人鬼か化物でも侵入してきそうな雰囲気。

 でも現実じゃそんなこと起きやしない。

 むしろ日常から隔離されたような感覚が、新鮮でわくわくする。


「仕方ないし、トランプでもやる?」

「……何でそんなの持ってんのさ?」

「こんなこともあろうかと」

「ハァ……それを早く言いなさいよ」


 ブツブツ言いつつも、ミカの口元だって少し緩んでいる。

 こうして教室で二人で遊ぶのも、久しぶりだからかな。


「はい革命」

「革命返し!」

「甘いよマユ、革命返し返し」

「革命返し返し返しっ!」

「えぇっ!? ちょっとそれは聞いてない!」

「アハハハ、二人大貧民って楽しいねー」


 いつまでも雨が止まなければいいのに。

 そう思ってしまう自分がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちらは「徒然なるままに500文字小説」の姉妹作品(現在連載中)です。
500文字よりほんの少しだけボリュームが増えています。
よろしければ、ぜひこちらもお楽しみください。
【徒然なるままに1000文字小説】
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ