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【グルメ】野菜嫌いの子供達に告ぐ

【お題:料理屋 テーマ:食に関する主張 文字数:500字】

 肉と野菜の相性を(あなど)ってはいけない。


 キャベツのないトンカツなど言語道断。玉ねぎのない牛丼・親子丼の“何か足りない感”は異常だ。鍋のとき白菜を()けてた幼少時代にはもう戻れない。


 なんてことを、近所の中華料理屋に行く度、ふと思う。



 今日の夕食は回鍋肉(ホイコーロー)定食だ。


 甘辛の甜麺醤(テンメンジャン)が香ばしくかおる。パンチの効いた匂いに胃袋が鳴った。

 タレの滴るキャベツと豚肉を茶碗で受けて、パクリ。肉の旨味とキャベツの甘みが噛めば噛むほど口に広がる。シャキシャキとした歯応えも絶妙だ。

 すかさずタレの染みた白米を食らう。米の素朴な味わいが、濃いめの味付けに調和する。

 餃子に八宝菜に麻婆茄子。肉野菜の素晴らしさを知りたきゃ、おまえら中華食え中華。


 と、一人飯を楽しんでいると、隣のテーブルにも料理が届いたようだ。

 その席は家族連れだった。大皿のおかずをお母さんが取り分けている。


「ママ、ピーマンいらない!」

「はいはい。取ってあげるからちゃんと食べなさい」


 子供は嬉しそうに、肉と筍の炒め物を頬張っていた。


 懐かしい光景だ。だが少年よ、それでは青椒肉絲(チンジャオロース)の真価は発揮されんぞ!


 君もいつかピーマンの良さが分かるさ。そのときは是非、彼らを存分に味わってくれ。

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