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身長170なくてフラれたら、盲目のイケメン神主に束縛されちゃいました 〜激重スパダリに絆されるドキドキ妖怪退治記〜  作者: レンジ


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5話 やさしく......して?

引き続きBL要素強めです

「だっ......だめ!そこは......」

「おい」


こいつの腕、息遣い、それに香り全部が体にまとわりついて離さない。苦しいはずやのに、この束縛から逃れられない。

違う、逃れたくない。

触れられたところから熱を帯びて、たまらずこの男の腕に絡みついて、媚びるように見上げた。


「やさしく......して」

「おい!」


男は額に汗をにじませながら、大きな袖口に腕を忍び込ませる。舐め回すように、執拗に。やがてそれは肘を追い越し、二の腕を溶かすように撫で上げた。はだけた服と、そこから剥き出しになる肌が重なり、この感覚が満たされるというものなのだと知ってしまう。

本能のままに貪られる感覚は意外に悪くない。いっそこの快楽の海に溺れてしまったら......。


「お願い......熱いからぁ――」

「おいこら!それ以上変な言い方すんな!」


男は青筋を立てて騒ぎ出した。それでも、汗ばんだ体は掻き抱かれたままだ。

こんな事になったのは、遡ること十分前。

呼吸もままならない姿で、事の発端を思い返してみた。


〜〜〜〜〜10分前〜〜〜〜〜


コイツ......力強すぎやろ!

どんだけ暴れても振り払うことはおろか、よろけることすらしない。

腕は白いけど、青い血管が浮いていて、好きな人には刺さりまくるタイプなんやと思う。やけど生憎俺にはそんな趣味がないから、なんとかしてこの腕から逃れることにしか頭が働いてない。

でも、筆以上に重いものなんて持ったことがない俺じゃあ当然太刀打ちできず、男は迷うことなく寝室へ行き、布団のようなもののうえに寝かせた。

一瞬、掴む力が弱くなった。今しかない。

立ち上がって逃げようとしたその時だった。

あの時の金縛りが襲ってくる。

体が言うことを聞かないもどかしさと、その元凶が見下ろしてきてる屈辱で、怒りはすでに頂点に達していた。


「やっぱお前かよ!何やねんこれ!離せって」

「黙れ。俺の時舵になるんだろう?」


男は容赦なく覆いかぶさり、俺の服の袖に腕を入れる。

もう片方の腕は体を密接させるように抱きしめてきた。

悔しいけど、甘い香りに包まれた気がして、言葉にできない感情が襲ってくる。それもまた許せなくて、涙をにじませながら喚いてみる。


「これ以上触ってきたら、朱麗に言いつけるからな!俺の弟怖いねんぞ!」

「そうかそうか。わかったから大人しくしてろ」


まったく気にしてない。これが大人の余裕ってやつか。

ってそんなこと言ってる暇ないねん。マジでなんかこれ以上触られたら変に――。


「......あぁ!」


こんなの俺やない......それなのに男に弄られ続けて――。


そして今に至る。


「なあおじさん......俺のことどうするん?」

「どうもしねえよ!あとお兄さんな」

「そんなんええからぁ......もう、おかしくなる......!」

「お前なあ......一回黙れ!ったく......霊力送ってるだけだろ」


霊力......?

この人、何言っとるんや?

仮にそのよくわからんもん送ってきてたとして......それが俺のこと......


「俺で遊ぶん?」

「お前なぁ......」


男は呆れたようにため息を付くと、金縛りを解いて俺の正面に座る。その姿は、さっきまでと違って、焦点が定まってるようにも感じた。


次回の投稿は


11月2日(月) です!


お楽しみに

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