9話 言語は仲間を作るか否か
「おーい待ってくれー」
火星に行こうとしていた龍呪助を呼び止めたのは
沈のうちの1人フォビアだ
「木星以外の星に行くんだろ、なら私も連れて行ってくれよ」
フォビアは大抵強い恐怖などを感じることを避ける
そんな彼女がチャレンジをするのは意外だった
「いいが、おそらく敵意しか向けられないぞ」
「私は能力が暴走しなくて処罰がないから暇なの」
真梨を探す手助けになりそうはないが
邪魔をするわけでもなさそうだし別にいいだろう
「わかった、改めてよろしく」
「もちろん、まあ途中で帰るかもだけどね」
仲間ができたのだ嬉しく思おうでわないか
火星に到着みる感じは木星とさほど変わらない
ただ明らかに前の星と違うのが
「よお、ここのことについてなんか情報を落としてくれねぇかな?」
「???」
「おそらくだが、こちらの意図が伝わってないぞ」
「どうゆうこと?」
「言語が違うんだ、前の星では神々の俺たちがある程度の言語を残していたから人間も同じ言語だったんだろ」
実際どうなのかはわからない
しかし根源的神があの事件を起こした以上
何かしらは関わっている気がする
あの水にいた生き物が彼らの言語を
理解して分析したとは考えられないように思える
これに関しては根源的神が裏で言語を
教えていた可能性が高いだろう
まあもうあの木星の住民は全滅している
今からわかることなどないだろう
「じゃあどうすんだよ、ここの言語を覚えるのか?」
「強行突破だ、俺の分身を大量に作って探させる」
「へぇ、便利だね空気を操るっていうのは、分身は何でできているんだ」
「基本は俺と同じ酸素と血だ、操りやすい、でもたまに硫黄やセレン、テルルなんかの個体もいるぞ」
「ふーん何もわかんないや、にしても意外だね神々の中でもトップクラスで暇を嫌うあんたが自分から楽しみを捨ててるみたいじゃない」
「今は急いで真梨と能力もちを見つけなければいけない、遊んでいる暇なんてないぞ、それに相手の感情がある程度はわからないと楽しもうにも楽しめない」
龍呪助は人間の周りや体内の空気の流れで
嘘をついているかどうかはくらいは見分けがつくが
流石に完璧な相手の感情はわからない
生命の神ならわかるかもしれないが
あいつは天界の後処理と仕事で大変だろう
「ダメだこの星にも能力もちと真梨はいないらしい」
「じゃあ次だねさっさと行っちゃお」
言語がわからないと龍呪助に何の
感情を向けているかわからない
どの感情で返すのが正解かもわからない
しばらくは平和な旅が続きそうだ
火星は平和だった
難易度は10段階評価で6だろうか
好きな対話ができないから楽しくもない
敵をおそらく向けられないのはいいね




