5話 新顔は味方か抑止力か
奥から出てきたのは布に身を纏い
二足で歩く生命だった
その生命は単独で行動しているように見えたが
警戒は怠ってはいけない
相手が何をしてくるかはわからない
しかし その考えは一瞬で破壊された
「えっと、、、一体どこからきたんですか?」
龍呪助達は驚きが隠せなかった
相手が龍呪助と同等の知能を持っていることに
さらには使っている言葉が同じだ
どうせなら字も
おそらく字は過去に石に書いておいた物を
勉強したのだろう
ならば言葉は龍呪助や真梨の会話を聞いていた
知能の無い生命が覚えて解釈して進化して
言語を生み出したのだろか
なんだろうとこれは大きな進歩である
生命と意思疎通ができるのならば
あの時のように血だらけになることはないだろう
そしてとてもまずい
これに過去の生命のような力があるのならば
神々は本当に全滅してしまうかもしれない
ひとまずは彼らの文明を知りたい
「すみません実は私達3人ともあまり記憶がなくて」
服などを深掘りされれば色々ボロが出そうな設定だが
とりあえずの嘘ならこの程度で構わないだろう
「そうならば一度王に聞いてみて君達を保護しよう」
随分とスムーズだ生命は疑うということを
知らないのかもしれない
そいつの住居に着くと感心した
およそ250人程度の町がそこにはあった
しっかりとした家さらには
神々が使う火を使うものもいる
そいつらの王という者に会ってみることにした
そしてこの世界についてのことを知った
そいつらは人間というらしく
謎の液体も水というらしい
まあ水は自分が石に残した絵と字の水の神を見て
命名したのだろうか
そして人間は世界のことを宇宙と呼んでいる
私達3人は一度天界に帰った
そしてまたもや驚かされた
神の人数が増えている
500人だろうか
神々の総数は8014人となった
これも人間の影響だとしたら嬉しい限りだ
そして今後の方針を3人は決めることにした
まず新しく生まれた進神に分類される神の教育担当
それは真梨がすることになった
まあ昔から積極的に教育には参加していたし妥当だ
そして世界改め宇宙のことを詳しく見る探るが
龍呪助の担当になったこれもかなり当然だ
もし生命と戦うことになったりして勝てるのは
星台そして残り根元的神を除いた
8000人のうち10人の神だけだ
その中でも突出して強い龍呪助が行く
そして最後に沈との交友関係を強くするその
役割を担ったのが生命の神だ
沈とは仲良くしたい
奴らはいわば故郷が違う同族
仲良くしたって不利にはならないと判断した
こうしてまた楽しく暇でない日々が続くと
誰もが思っていたとてもノーテンキなことに
この状況にずっと不満を持っていた者が
いたとも知らずに




