4話 動く者と考える者
彼らはまた暇を感じていた
最近は沈とも会えず
神々はもう前回生きていた頃と差し支えないほど
成長して教育も必要なくなった
そして彼らは刺激を求め新天地を目指すことにした
彼らが住んでいる「天界」
奴ら沈が住んでいる「下界」
それともう一つの「世界」
世界は昔に神々が遊びで作った物だったが
それが流神を生み出して
信仰心を爆発的に増加させたのだ
今までは警戒して近づかず手もつけていなかったが
暇が彼らの警戒心をそぎ行動させたのだろう
彼らは神々を引き連れそこに向かった
そこにつくと透き通り綺麗な液体が流れていた
彼らは初めこそ警戒をし近づかなかったが
神々は初めてみる物に興味があるようだ
彼らはその液体を遠目に見ていた
その時1人神が足を滑らせ液体の中に落ちてしまった
初めはなんともなさそうで安心したが
「いたい いたい いたい」
急に落ちた神が悲鳴をあげる
その直後にその液体は赤色に染まった
慌てて周りが神を引き上げると
神の体はボロボロになり
みるも無惨な姿になっていた
腕からは血が流れ
足は指が消えていた
液体の中を改めて覗いてみると
何かがいることに気が付いた
ストロマトライトと呼ばれる単細胞生物だ
本来であればなんでことのない生物なのだが
神々にとっては違う
彼らは世界に住む生命に比べてはるかに体が弱かった
ストロマトライトは動かないが
彼らにとっては生命の体があたるだけで
体から血が流れ死ぬ可能性があるのだ
当然真梨は死者を出さないため
世界に近づくことを禁じた
そして世界には龍呪助 真梨 生命の神の
星台だけで行くことにした
次に行く時にはもう緑が溢れていた
天界と世界では時間の流れ方が違う
天界での1日が天界での一年といったところだ
ちなみに下界と天界では時間の流れ方は同じだ
彼らは緑と同時に液体の中で動く生命を見つけた
もしかしたら意思疎通ができるかもしれない
結果はダメだったやつの名前は
カイメンと言われる物だ
当然言語なんてわかるわけない
突然現れた得体の知れない生き物に
慌てふためいて逃げていくだけだ
2回目の世界への探検を記念して石に真梨の英雄譚を書いておくことにしたついでに絵も描いて
英雄譚と言ってもほのぼのした日常を書くだけだが
そして三回目の世界への来場
今回は少しばかり違った
なんだか美味しそうな物やこちらのことを
不思議そうに見てくる毛むくじゃらの二足歩行の生命
そして奥から見えた
言語を話しまるで知能があるかのように何かを
考え布を身にまとった謎の生命が奥から姿を現した




