28話 理解よりも理由よりも行動
残り239日
龍呪助の朝は早い
慣れない電話の着信音で目覚め
呼び出される
昨日の内に着替えていた活動服で署に向かい
朝ごはんも食べないで署につく
持っていく物は識別章
警察手帳 警笛
手錠 拳銃 帽子
この星橋では出勤中に犯罪がある可能性が低くない
だからすぐに犯罪者を逮捕できるよう
前日の内に用意しておく
「はーい、初出勤の龍呪助でーす、司馬先輩は?」
「ん、新人の子?司馬さんは多分喫煙所だよ」
「わかりました、ありがとうございます」
今の日本の警察署に喫煙所はないが
この星は色々な物が混ざり合っているんだ
寛容に頼むよ
「先輩、朝早くからなんですか」
「いや、ただ慣れて欲しいだけさ、犯罪なんていつ起きるかわからない、電話は2コール以内で絶対に出ることダ」
「はあ、それはわかりました、で、それだけですか」
「まあ待ってくれ、今日はここ、星橋警察署の案内をしよウ」
「まずは一階、一般人からの通報を受け付けている、そして二階、電話で一般人からの通報を受けている、三階、誰がどこの何の犯罪を担当するか決めている、で四階、ここで警察の力、知力、能力を鍛えている、
最後に五階、まあ、幹部フロアだな署全体の管理をしている、これで終わりダ」
「今日は何もすればいいんですか?」
「基本はお前みたいな奴は三階にいればいい、すぐに仕事があっちからくル」
「何か気をつけた方がいいことは」
「特にないな、ああ、お前の場合パトカーは使うな、能力で移動した方が速いから、あと、犯罪者は容赦なく殺していいからな」
「物騒だな、まあ昨日といい、これが普通なのか」
「そういえば名前を聞いてなかったな、お前、名前は?私はもちろん司馬警華ダ」
「ん!?え、あ、ああ、んーー」
「何だ?名前は?」
「えっと、雨宮、龍呪助です」
「わかった、行ってこイ」
「咄嗟に雨宮って言ったけど大丈夫だよね、真梨の妹なんだし」
龍呪助は三階に移動する
三階に移動すると2人の人がいた
「あの、仕事ってありますか?」
「ん?お前、みない顔だな名前は?」
「雨宮、龍呪助です」
「雨宮か!?」
「知ってるんですか?」
「有名だからな、あの家にまだ隠し子がいたなんて、お前が今日から入る新人か、司馬は言ってくれないから困る、あー、そうだな、現在南西の方角に12km地点の犯罪者に手間取っている、応援に行ってこい」
「行った後は戻ってくればいいんですか」
「お前教えてもらってないのか、あいつ、重要な事を、いいか、重要だからしっかり聞け、警察手帳があるだろ、それはGPSになっていて連絡などもできる」
「わかりました、ありがとうございます」
警察署に人がいることはほとんどない
全員が手帳で犯罪の起きている場所を確認するからだ
だが 警察署は大きい
その大きさがここの犯罪の多さを表しているからだ
「すみません、応援に来ました、現状はどうなっていますか?」
「ん?応援が来ると連絡が来てからずいぶんと速いな、移動系の能力者か?ちょうどいい、今あそこにいる奴が犯人、体に爆弾を取り付けている」
「お前の能力が何なのか知らないが俺たちじゃ対応できなくてな、超スピードで外すか、ワープで後ろに回って起爆スイッチを取り上げるかしてくれ」
「わかりました」
その次の瞬間犯人を龍呪助は爆破させる
「おい!何やってんだ、犯人を殺すなよ」
「え、殺してもいいって言われたんですけど」
「おいおいしっかりしてくれよ、犯人は骨を折っての無力化、気絶、自ら降伏させる、大体がここら辺だ、常識だぞ」
「は、はい、新人なもんで」
「報告はこっちからしておく、お前みたいな戦闘特化の能力者はとにかく犯人を多く捕まえてくれ」
「わかりました」
こうして1日がまた終わる
警察官 雨宮龍呪助 登録
犯人の逮捕数342人 その内 殺害数 1人
知名度 0.00008%
64人だ
「今日はどうだった、また平和なまま終わったka?」
「まあねぇ、当然よぉ」
「あ、ああ、とう、ぜん、だよなー」
「にい、さん、なに、か、やら、か、し、た、で、しょ」
「い、いや、ここではこんなミス日常茶飯事だ、気にするな」




