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神層  作者: O雨
第ニ章 再開とお別れ
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24/38

24話 記録と記憶の違い

ただいまと言うべきかな 私は帰ってきた

二冊目の記録を続けようか


「えっとぉ、ここの宿ってここら辺で一番安かったわよねぇ?」

「はい、朝と夜の食事付きの宿を除けばここの宿が一番安いですよ」

「つまり、ここでお金が足りないと言うことは」

「あなた方は泊まるところは無いということです」

「嫌だー、ホームレスに戻りたくない、公園で夜を明かしたくない、あれ、俺公園で夜を明かしたことってあったっけ」


うーむ やっぱり龍呪助は一部記憶が消えていない

結局まだ見ぬ虫ということだろうか

そもそも龍呪助自体が虫

あまりおかしくはないのかもしれない


「お願い、少しお金負けてくれないかしらぁ」

「無理です、さあ、貧乏人は帰った、帰った」

「やっぱりここの星の人は優しくねー」


おや どうやら城の方に行くようだ


「城の前に来たけど、どうするぅ?門番がいるわよ、もう夜遅いしまともに取り合ってくれるかしらぁ」

「そもそも取り合ってくれたとしても、あの瑕玉が素直に城の中に入れてくれると思うか?もう不法侵入でいいだろ」

「それ大丈夫かしら、普通に犯罪だしぃ、捕まって牢獄生活より段ボール生活の方がいいんだけどぉ」

「大丈夫、大丈夫、一部屋くらいなら使ってない空き部屋はあるだろ、城で二人暮らしだぞ」


さらっと言っているが 

2人とも同じベッドで寝るのにもう抵抗がない

旅の初めは部屋が一緒なのも嫌がっていたのに

嫌がっていたのは大体龍呪助の方だったが


No.7500までの星を2年 かなりハイペースだ

相当真梨が心配だったのだろう だが

記憶のないNo.8000からは9年 かなりローペース

難易度が高くなっていったのもあるだろうが

フォビアと2人のことが忙しくなったのが7割だろ

あの時の2人は少し見るに耐えなかった


あの時のフォビアは寿命が一年だとわかっていたから

恋愛に全部を注いでたんだろうな

ちなみにあの時

フォビアが自分の寿命を10年と言ったのは

記憶の神 エングラムの能力が発動されていたからだ

あの時はすでに2人の記憶は消える傾向が見えていた


「ほら、フォビア、ここには誰もいない、布団もある、しかもダブルベット、ここなら別に文句も言われず寝れるだろ」

「えぇ、せめて少し電気つけて寝ましょうよぉ、あとお風呂入りたいんだけど」

「1日くらい大丈夫だろ、我慢しとけよ」

「いやよぉ、匂いとか気になるし、女の子はそうゆうの気にするのよ、男のあんたにはわからないでしょうけどぉ」

「うっせ、うっせ、そもそも神に性別って概念ないだろ、俺だけ男の見た目ってだけだ」

「とにかくお風呂出してよ」

「はいはい、水出して沸かしとくからゆっくりしとけ」


龍呪助は水の中の酸素と窒素を操って

水を操れるようになった

他にも摩擦でできた火花を酸素の助燃性で

火にして実質的に火を操ったり

酸素に反射した光を掴んで

光速で移動したりもできるようになったようだ

あまり戦う機会がないので

ただの日常の手助けにしかなっていないがな


「あなたもお風呂入るぅ?」

「俺はいいや、どうせ毎日体は変えるしな、俺はもう寝るよ、おやすみー」

「待って待って、私ももう寝るからぁ」


今日はとても疲れた

私達も寝るとしようか

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