15話 最悪で最高な最後
「や、やめろよ、今やったらまずいって」
「真梨との約束、真梨との約束、中途半端な善意なんていらない」
そう言って龍呪助はお菓子を爆破する
当然少年は泣き出してしまう
それに呼応するように少年の親からの怒号が飛ぶ
「ちょっといくら何でもそんなことする必要ないでしょ何考えているんですか」
「これは殺意じゃない、これは殺意じゃない、絶対にこれは殺意じゃない」
「すいません、この人少し頭がおかしくて、謝罪しますのでどうか許してください、何でも致しますので」
2人は必死だここで殺意を向けられればどうなるか
とにかく穏便にことを済ませるしかない
「なら死ね!!」
少年が叫ぶ
悲しいことにこれは明らかな殺意
次の瞬間少年の頭は吹っ飛んでいた
「く、しょうがない逃げるぞ」
「ダメだ、親からも殺意を向けられる、お前だけでも逃げてろ」
当然のように殺意は連鎖する
さっきまでの穏やかな雰囲気は一瞬にして消え
あたりには血が飛び散る
そしてその親と子を見ていた人々も殺意を向け始める
龍呪助の方はまだ体が空気でできているので
大丈夫だとしてもフォビアは違う
結局逃げることはできず民間人との乱闘に
巻き込まれ重傷を負ってしまう
龍呪助が周りの住民を全員殺した頃には
警察が到着した 場は劣勢
龍呪助としてはすぐにでもフォビアを治療したいが
敵の銃の攻撃は激しく反撃がなかなかできない
たまに相手の弾丸を拾い光に乗せて攻撃をしてみるが
焼石に水 それも相手は能力者がほとんどだ
龍呪助は初めて自分がルールに従ったことを後悔した
その時天から声が聞こえる
「遅れてすみません、先輩方を助けに来ました」
彼らは進神全員で500人そのうちの1人が言った
「自分の体に異変があったので、もしかしてと思い
来ましたアマテラスです、先輩を助けにきました」
「すまない、自分はフォビアを治療する」
「はい、お前ら真梨や生命の神と違ってゆういつ尊敬できる先輩にいいところ見せるチャンスだ、死ぬ気で人間を殺せーーー!」
龍呪助はフォビアの治療に向かう
「フォビア、助けるから、絶対に助けるから」
「もぉいいの、私はぁ、空気で体を接着すればどうにかなるレベルじゃない、寿命も実はあと10年しかなくて、貴方についていけばぁ、何か解決策が見つかるかもって思っただけなの、私はただ死にたくなかっただけ」
「なら俺が、寿命を克服する方法を見つける、絶対にしなせないって約束してやるだから今は生きて」
「先輩、彼女はもう助かりません、これ以上の治療は彼女を苦しませるだけです」
「ごめん、本当にごめん俺がルールなんて決めるから、俺が弱いから、君を守れなくて本当にごめん」
その時彼女は静かに息を引き取った
「申し訳ないんですが自分も死にそうです、この星の人間を片っ端から殺していますがどんどん力が落ちていっています」
当たり前だ星は神の分身のような者
神が死ねば星も崩れる 星が崩れれば神も崩れる
星の人や生命が死ねばその分身の神は弱くなる
今回はアマテラスの星だからアマテラスが弱くなった
木星の住民を殺したときも木の神は弱くなっていた
本来はその時にこのことに気づくべきだった
「自分は龍呪助先輩のしてきたことは正しいと思います、自分はおそらくこの世界の真実に気づきました、それは」
アマテラスの話を遮るように1人が声を上げる
「はーいそこまで、この世の真相に辿り着きそれを他のものに話そうとする者は殺すそれがこの場所のルールだからね」
急に出てきたそいつら3人いるようだ
しかしどうも2人しか見つけられない
龍呪助は誰も誰かわからないようだった
「先輩、きっと貴方はこれから変わる、そして変わったその後にこの世界の深層に踏み込んでくだ、、、」
その時アマテラスの口が
元々なかったかと錯覚するように消える
2人目が言う
「はいはい、言い過ぎ、お口を閉じてね」
そして見えない3人目が言う
「そんな弱虫を助けるのに何の価値があるのか聞きたいね、まあ理解しようとは思わないがね」
目が覚めるとそこには星がなかった
龍呪助は進神が助けにきてくれたところまで
覚えておりその後のことを忘れていた
もう進神が生まれることはない
あの3人が出てきたということはそうゆうことだ
そして呆然とする龍呪助の横には
まるで何もなかったかのように眠るフォビアがいた
「起きろ!フォビア無事、体は無事なのか?」
「何?、急に大きな声を出して、わぁぁ何で宇宙に放り出されてんの?昨日まで星にいたのに」
フォビアは龍呪助と違い何があったのか
全く覚えていない様子だった
「なあ、フォビア、、、」
深刻そうな声で龍呪助は言う
何かを察したかのようにフォビアも黙る
「本当にお前の寿命ってあと10年しかないのか?」
「何でそのことを知って、いや、あなたのことだからどっかで気づいたんでしょうね、そうよ、もう私はあと少しで死ぬ、で?、どうすんの?、解決策なんてない、星をめぐる中で見つかるかもと思ったけど、そんなもの見つかんなかった」
少しの間沈黙の時間が流れる
「結局貴方みたいな特別な存在しかこの世には抗えない」
「なら、俺が解決策を見つける、俺がこの世に抗えると言うのなら、お前のためにこの世の中を変える、お前を死なせないって約束する、だから諦めなあで、一緒に生きていてくれよ」
「そんなことできるわけ、いや貴方ならもしかしたら、そんなに言うなら一つ約束して、真梨を見つけても私を1人にしないって」
「あ、ああもちろんだ約束するよ」
フォビアは真梨を見つけたら
自分を見捨てるのではないかとずっと心配していた
彼女は沈 死への恐怖 孤独への恐怖は人一倍強い
龍呪助もこの発言には困惑した様子を見せていたが
すぐに約束をした
神にとって約束とルールは絶対に守るべき存在
「なら私も全力で真梨を見つける、探して出してみせる、私も貴方を助ける」
フォビアが星を見つけるという意思により
生まれていた沈の星が見つけられるようになった
現在 神は7514人 沈1人 星7501個
ここで一冊目は終わり二冊目を語らせてもらおうか




