第1話
新章突入いたしました!お読みしていただいている皆様ありがとうございます!
第5章では数々のバトルシーンを織り込んでいきたいと思います。
それではどうぞお読みください!
目の前には広い大地が見える。そういえばあの国から出るのはこれが初めてだ。
「ひっっろいねここ。」
蜘蛛が手から何かを出し広げる。そこには世界地図のようなものがあり、オーストラリアの中心に小さな蜘蛛が1匹いる。
「それは?」
僕が聞くと蜘蛛は説明を始める。
「この蜘蛛のいる場所が今我らのいる現在地です。ここは広いですから海岸沿いの人々に話を聞きましょう。」
アレクサンドルさんがその案に同意し、アジアに近い都市へテレポートを開始する。そこはかなり大きな港町だが目に映ったのは・・・広大な墓場だ。
「・・・これは、何らかの能力のようですね。」
武蔵がお墓に触りながら言う。
「町のすべての人が死んだというのか・・・。」
蜘蛛さんが震えた声で言う。
「追悼してからすぐに出発しましょう。」
僕が2人に言い、手を合わせる。その後もう一度近くの町にテレポートした・・・
・・・もう5回目の追悼になる。しかし先ほど作られたようでまだ新しい。
「急ぎましょう。もう近いですよ。」
3人が僕の近くに集まりもう一度テレポートする。・・・また墓場だ。しかし人影が目に映る。何かを作っているようだ。
「誰だ!」
武蔵が剣を抜き、かまえる。その人影はこちらを向いた。血まみれで服や顔が真っ赤になっていたが多分男だろう。
「俺か?・・・あぁ、増援みたいだな。・・・たった4人か。俺の名は『悪魔』とでも言っておこうかな。・・・どうせ死ぬ者たちにはそれで十分だろう。」
男が手に持っていた道具を地面に置き、手を地面に向ける。3人が臨戦態勢に入る。僕だけ入っていないが気持ち悪い。何かが上がってくる感覚が僕を襲い、飛び退く。3人は何も感じないらしい。
「ほぉ。・・・お前が『魔導師』か。だが3人は終わりだな。」
地面から黒いものが噴出し3人を包む。3人は体が地面に沈み、地面に消えた。
「強いだろ。俺は『死霊術師』、魂と怨念に満ちた墓場で俺にかなう奴はいないぜ。“長”の『魔導師』には戦いにくいだろうな!まぁ“サタン”の『魔導師』なら勝てたかもしれないが・・・ここをお前ら全員の墓場にしてやるよ。」
お読みしていただきありがとうございます!
デーモンは『死霊術師』ということで“悪魔”という異名を持っています。
次回では戦いが本格的に始まりかなり楽しんでいただけると思います。
真叉風巳




