08
魔王はロボットで出撃すると、銃を取り出す。前回のような、ハンドガンではなく、今回はレールガン。二叉に開いた砲身にバリバリと電磁の力場が形成され、いつでも発射可能。
「さぁて、近付かれる前にダメージは入るかなっと?」
ロボットは銃を構えて、“パシュ! パシュ! パシュ!”と、三発発射。
しかし、
「チッ。ハズレか。なら!」
相手ロボットの操縦が上手く、擦りもしない。魔王はロボットの銃を二つにし、数撃ちゃ当たるとばかりに、“撃つべし! 撃つべし! 撃つべし!”と射撃を続ける。
「おいおい、一発直撃したのにダメージ無しとか、ありゃ、なんだ?」
魔王も驚く特殊装甲のロボット。それが、更にスピードを上げて近付いてくる。
「ま、普通のレールガンじゃ歯が立たないよ。ようは威力不足ってワケさ」
「まあ、いい。次は格闘戦いくぜ!」
ロボットの操縦桿を倒して、飛び出ていく魔王。相手との距離が相対的に一気に縮まる。
「さーて、どこまで通じるかなっと!」
“ガン! ガン! ガン!”と先制して殴る。が、
「……こりゃ、参ったね。全然パワーが足りなさすぎる」
“ゴガン!”と一蹴され、魔王の乗るロボットは明後日の方へ。“ズザザザ……”と、魔王の乗るロボットは地面を転がり、ガクンと動かなくなる。
「……やれやれ、ここまでだな」
「まあ、致し方ないね。撤収するよ」
「おうよ。
機体の操作は任せた」
地上要塞のメカニックの撤退宣言に魔王はハッチを開けて飛び出す。そして、
「さーて、お遊びはここまでだ。安心しろ、貴様は後に取って置いてやるぜ!」
そう言うと、“ガガン!”と相手ロボットの脚部に魔力を纏った手刀を繰り出す。“バァーン!”と爆発と同時に相手ロボットはグラつき倒れ臥す。
「ふふーっん! コイツは戦利品だ。」
魔王は斬り飛ばした相手ロボットの足を魔力で掴むと地上要塞へと引き返すのだった。
「──お! イイね。この足!」
魔王が持ち帰った相手ロボットの足をマジマジと見詰めるメカニック。地上要塞は大都市を離れ、一路、また小さな町などの狩り場へ。




