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「──ハッハッハッ、いやー、スゴかったぞ。まさか、お前があれ程の相手を手玉に取るとはな!」
地上要塞の格納庫には、ロボットから降りた魔王と同じくロボットから降りてきた少女、主を無くしたロボットを早速解体するメカニック、そして、ロボット毎鹵獲された女がいた。
「見てよ。これも使えば、ボクの要塞も空を飛べるようになるぞ」
メカニックははしゃぐ。これまで、メカニックの地上要塞は地上から数メートルを浮くだけの要塞だった。だが、今回、鹵獲した二体のロボットのコアを使って、要塞のパワーアップを図るようだ。
「あんたら、なんの真似よ!」
騒ぎ立てる女。別段、拘束などはしておらず自由にさせている。
「なんの真似? ハッ、貴様は敗残兵だ。大人しく捕まっているがいい!」
「ま、彼女が魔王ちゃんに殺さないように頼んだんだぜ。機嫌を損ねて、コレは嫌だろ? なら、大人しくしてな。」
魔王とメカニックが、女に告げる。そして、既に女に興味がなくなったのか、魔王もメカニックにも己の事に没頭していた。
「……ホント、なんなのよ……」
一週間後。
「おっしゃー、完成だ! コイツで低い山なら、超えていけるぜ!」
地上要塞は空中要塞へとパワーアップが完了。そして、空中要塞が征く。
「ふん、いい眺めだ!」
魔王は要塞の屋上に立ち、マントを風に靡かせる。
「……むにゃむにゃ……、悪は赦さん!」
女は、部屋で少女を抱きしめ寝ていた。少女もまた諦観し、ただ女に抱かれるのだった。
「さーて、空中要塞になったからには、やってみて事が一つある。其奴は、コレだ!」
そう言うが早いか、メカニックには、空中要塞から爆薬を大量に投下するのだった。目標は、女がいた町を狙う連中だ。理由は単純。少女が女を旅の共にする為。その為の交換条件が町を脅かす連中の掃討。その一環が、この空襲である。
“ヒューン!”と落ちていく爆薬。そして、“ドカーン!”と、敵の根城を叩いていく。
「おいおい、我にも楽しませろ!」
更に、魔王が生身で参戦。爆薬の雨の中をくぐり抜け、敵の根城に取り付いた魔王は圧倒的な魔力の暴力で蹂躙していく。ものの一時間で、敵の根城をを一つ壊滅せしめるメカニックと魔王。
そして、次の根城へ。




