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数日後。
「──せいやー! これで、ラスト!」
メカニックと魔王は遂に全部の敵を倒しせしめた。これで、女を町に縛り付ける枷はなくなった。
「いやはや、思った以上に楽過ぎたね。」
「ま、我らがちょいと本気を出せばこの程度さ」
そうして「ガッハッハッハッ」と笑う二人。
その姿に、少女をヌイグルミのように抱っこする女は唖然となる。
なぜなら、女を含めた町のガーディアンたちが束になっても、壊滅には至らなかった悪党連中をものの見事に壊滅せしめたのだ。
「これで、よかろう?」
「……わ、分かったわよ。言っとくけど、私は“この子”の為に付いていくだけだからね!」
「それで、いいさ。」
こうして、魔王たちの旅路に女が加わった。
「退屈、であるな……」
「退屈たね……」
「……暇ね……」
さて、魔王たちが、退屈というのは他でもない。ここが、海の上であるからだ。海の上にはいずれの拠点もなく、次の大陸まではずーっと海の上。途中に島でもあれば立ち寄れるのだが、如何せん現在の行路では無く、空中要塞の飛行速度も、まあ、ノロノロである。
故に、魔王たちは暇なのだ。
「──っつうかよ、我のロボット、武骨なガッシリ型だったのに、いつの間にか、こんなヒョロッチイのになっちまった……」
そして、魔王は自分のロボットの姿が変わった事に嘆えていた。カッコいいのに……。
そんなこんな事が、起こりつつ、魔王は征く。




