望愛とのデート
第二章始まりました!お楽しみいただけたら幸いですm(__)m
7月23日木曜日の午後。
俺は今、望愛と手を繋ぎ、次の目的地に向かって街中を歩いていた。
一昨日、美涼とデートしたことを知った望愛から、「私も玲旺くんとデートしたいわ」と言われてしまったのだ。
美涼が少し頬を膨らませていたが、自分だけデートをしたことは事実だと納得したのか、望愛の望みに対し、特に何も言うことはなかった。
俺としても断る理由は何もないからな。
ってことで本日、午前中からこうして望愛とデートをして、さっき昼飯を食べ終えたところって訳だ。
「そう言えば、玲旺くんを紹介したいって話、母が今週の土曜日なら大丈夫ですって」
「っ、…そうか、わかった」
望愛が言っているのは、俺が一昨日に美涼と望愛に頼んだことだ。
一般的な関係でないことは重々承知だが、俺達のことをそれぞれの親にきちんと話して認めてもらえるように頑張らせてくれ、と。
俺がそう言ったとき、二人ともすごく嬉しそうな顔になったのが印象的だった。
また、このときに、すでに漫画で知ってはいたが、望愛の父親がすでに他界していることを望愛から聞いた。
そして、望愛は早速、母親の都合をつけてくれたようなのだ。
ちなみに、美涼からは昨日連絡があって、まずはということで母親に話したが、少し時間がかかるかもしれないとのことだった。
美涼が申し訳なさそうに謝ってきたので、その必要はないし、焦ることでもないから、いつまででも待つと伝えてある。
俺からすれば、二人とも、すぐに行動を起こしてくれたことに感謝しかない。
「それで、夕飯を食べて行ってもらったらどうかって言ってるんだけど、玲旺くんの予定はどうかしら?」
「夕飯ってのはちょっと申し訳ねえけど……、俺も大丈夫だから、その日にお邪魔させてもらうわ」
「ふふっ、美味しいものたくさん作るわね。けど、どうしたの?表情が硬いわよ?もしかして緊張してる?」
望愛が揶揄うような目を向けてきた。
そんな顔になってたか?そんなつもりはなかったし、自分じゃ全くわかんねえが……。
「いや……、まあ、そうかもな。望愛の母親に会うのは初めてだしよ」
まだ早い、と否定しかけたが、確かに緊張はあるかもしれない。
初対面ということだけでなく、これまで母娘で頑張ってきたからこそ、望愛の彼氏なんてヤツには、より一層厳しい目を向けられるだろうしな。
「大丈夫よ、玲旺くんなら。きっとね?」
「きっと、なのかよ。ま、一回ですんなりとは思ってねえし、何度だって頑張るさ。俺達のためだからな。諦めるつもりは毛頭ねえよ」
「ええ!」
俺の言葉に対し、望愛は繋いだ手にギュッと力を入れ、満面の笑みで頷いた。
そうして、俺達がやって来たのは、女性もののファッションビルだ。
その中にある水着売り場に真っ直ぐ向かう。
これには今までの流れがあった。
今日のデートについては俺も色々考えていたのだが、望愛から「今日は玲旺くんの好みを色々知りたいわ」と乞われ、午前中は男性もののファッションビルに行くことになった。
そこで、望愛が選ぶ服を試着する、というのを何度も繰り返したのだ。
俺の好みって言うより、望愛の好みに感想を求められるって感じで、正直めちゃくちゃ疲れたが、望愛が終始テンション高く楽しそうだったため、無碍にはできなかった。
そして、ちょっと早めの昼飯を食べているとき、俺が海の家で短期バイトをするというのを望愛に話したところ、なぜか望愛の中で午後に行きたい場所が決まり、こうして水着売り場に来ることになったのだった。
お読みくださりありがとうございます。
第二章につきましては、100%毎日投稿ではございませんのでご注意くださいm(__)m
リズムができれば、何曜日投稿など、お知らせできたらと思っていますが、今のところは書け次第、投稿することになります。
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