エロ甘なピロートーク
「望愛?どうした?」
すでに空は白み始め、おやすみと言い合ったのはついさっきのことだ。
けれど、なんとなく視線を感じた俺が閉じていた目を開けると、俺に腕枕されている望愛が、じっと見つめてきていた。
腕枕は望愛の希望だったのだが、こんな筋肉でガチガチの太い腕、寝心地悪いはずなのに、望愛は頑として譲らなかった。
「どうもしないわ。ただ見ていたかったから」
「少しでも寝た方がいいぞ?さすがに体きついだろ?」
言いながら頭を撫でると、望愛は擽ったそうに目を細めた。
「そうね……。痛みはもうないけど、変な感じはまだちょっとするわね。それと全身に疲労感があるわ。心地いいものではあるけどね」
「それはまあ、言っても最初だしな。それに、いきなり四回もヤればそりゃ疲れもするだろ」
「玲旺くんがしたがったのよ?」
「何言ってやがる。確かに二回目を求めちまったのは俺だが、望愛の体を心配したってのに、三回目、四回目と求めたのは望愛だからな?」
「……そうだったかしら?」
「惚けてもムダだぞ?」
「うっ……、だって、仕方ないじゃない。あんなに満たされた気持ちになれるなんて思ってもみなかったんだもの」
「しかも、上になって動きたいとか言い出すしな?」
俺はニヤッと笑いながら意地悪な追撃をした。
「それは、玲旺くん一生懸命動いてくれてたし、私もって思ったのよ。それに、してるときの玲旺くんの切なそうな表情がなんだかすごく可愛くて、ちゃんと見たかったっていうのもあるわ」
「どこ見てんだよ?可愛いはマジでやめてくれ。めちゃくちゃハズいから」
初めての後はずっとめちゃくちゃ恥ずかしそうにしていたっていうのに、今はもう、追撃は綺麗に躱され、それどころか反撃されてしまった。
ってか、いったいどんな顔してたってんだよ。
してるときの顔に言及されたことなんか玲旺の記憶にねえぞ。
「ふふっ、どうして?ずっと見ていたいくらい、すごく幸せな気持ちになれたもの。これからもたくさん見たいわ」
「……そうかよ。それにしても、望愛は初めてのときから思いっきり乱れてたな?上になったときはその比じゃなかったが」
俺の羞恥心がヤバいため、あからさまではあるが、話題を変えることにした。
なんとなくこのまま引き下がるのは癪だったというのもちょっとだけある。
ただ、事実であることは間違いない。
望愛は初めてだから、決して辛くならないようにと注意していたのだが、初々しい反応からどんどんと乱れていったのだ。
きっと望愛は元々感じやすい体質なんだろう。
その反応の良さに、俺も燃えてしまい、中々消えてくれず、二回戦を求めてしまったという訳だ。というか、玲旺がこれまで経験してきた誰よりもマジで相性が良かった。
望愛の感じやすさも、俺達の相性の良さも、もしかしたら、漫画での快楽堕ちに繋がっているものなのかもしれないが、俺は互いへの想いがあるからだと思っている。
そして、上になったときの望愛は、快楽に悶えるような表情で、それでも豊かな胸を揺らしながら激しく動き、乱れに乱れ、それはもう扇情的だった。
「それは言わないで……。あんな姿を見せるのは玲旺くんにだけなんだから」
自分の姿を思い出してしまったのか、望愛は俺の胸で顔を隠してしまった。
ただ、見えている耳は赤くなっている。
「嬉しいこと言ってくれるじゃねえか。俺としては、望愛は激しいのが好きだってわかってよかったぜ?」
「もう!」
望愛が俺の胸を全く痛くない強さでポカポカと叩いてくる。
「悪い、悪い―――」
俺は望愛をギュッと抱きしめながら、頭を撫でた。
望愛への愛しさが際限なく込み上げてくる。
この話題はこの辺りでやめておいた方がよさそうだ。
互いに布団の下は一糸纏わぬ姿だが、こんな会話をしていても、さすがに今からもう一回という雰囲気にはならない。
まあ、四回もヤれば当然かもしれないが。
……いや、ちょっと嘘を吐いた。正直俺はまだいける。龍賀玲旺の性欲、体力、精力はとんでもないレベルだった。
もちろん、自分の欲だけでやろうとは思わねえけどな。
一つだけホッとしているのは、ゴムが足りてマジでよかったってことだ。
この一か月半、全く使う機会なんてなかったから、どれだけ持ってるのか自分でもわからなくなってたからよ。
「でもきっと、寝て起きたら筋肉痛になってるぞ?」
「筋肉痛は……なるでしょうね。あんな風に動いたの初めてだから」
「なら、やっぱ早く寝て、できるだけ回復しないとな?」
俺はあらためて望愛に寝るよう勧めた。
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