表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷点下を操りし剣聖  作者: 氷菓
PR
4/16

模擬戦 前半

「君が相手なのか。俺は桐原楓だ。お手柔らかに」

「山城剣介。お前みたいなやつに俺は負けない」

お互いの自己紹介が終わったことを確認した先生が喋り始めた。

「では両者、障壁プロテクトの展開を」

それぞれ障壁プロテクトを展開した。

「それでは、始め!」

始まりの合図がなっても二人とも動こうとしない。

しびれを切らして先に動いたのは山城だった。

「動かないなら、こっちから行くぜ!モード騎士ナイト

すると山城の剣が変化し、槍と盾になった。

「先生、あんなのありなんですか!?」

あまりにも驚いた生徒が先生に訊いているのが聞こえた。

「えぇ、あれが山城君の変化チェンジ)剣刃世界ソードオブワールド)。剣はおろか盾にも変化出来る珍しい変化チェンジ)です」

そんな説明に気をとられていたら山城が槍を構えて突っ込んでくる。

それを横にステップし、とっさに避ける。

「少しはやるじゃねーか。ならこれはどうだ、モード荒大剣タイラントソード)

槍と盾が元の剣に戻り、その剣が今度は巨大な剣になった。

「行くぜ!」

山城はまた突っ込んできた。

(こいつ馬鹿かよ)

そんなことを思いながらも避ける準備をする。

(きた。右に避けるか)

しかし、山城は俺の前で踏み込んだ。

「なにっ!」

そのまま山城は踏み込んだ足を軸にして、

走ってきたスピードを殺さず回転した。

俺はすでに回避行動をとってしまっている。

山城の荒大剣タイラントソード)が迫ってきた。

「吹き飛べ!」

(まずい!)

ドオン

「終わったな。あれじゃあ障壁プロテクトも残ってないだろう。どのみち勝負はついたな」

「まだ終わってないよ」

山城がいや、そこにいた全員が声の方を向く。

「まだ俺、なんもしてないじゃないか」

「なんで全くの無傷なんだよ」

「俺の変化チェンジ)の能力を知らないのか?なら、教えてやる。俺の能力は凍氷世界アイシクルワールド)。その名の通り氷を操る能力だ」

俺は能力を見せる為に少しばかり氷を生成した。

「んなもん関係なくぶった斬ってやる」

山城はまた剣を構えた。

「無駄だよ。俺が能力を発動させた以上君の攻撃はもう当たらない」

「ほざけ!」

そんなことも気にせず突撃してくる。

剣が目の前まで迫ってくる。

「氷壁」

ドオン

「へっ、やっぱり大したことないな」

「あぁ、やはり君は理解出来てないようだね。

君が斬ろうとしたのが氷の壁だと言うことを」

山城は驚いた表情でこちらを見た。

その俺と山城の間には分厚い氷の壁があり、

俺自身にはダメージが全くない。

「なるほど、これがお前の能力か。これで一撃目も防いだ訳だな」

「その通りだよ」

「なら、話は簡単。ぶっ壊せば言い訳だな!

モード重綱斧バトルアックス)

「今度は斧か。結果は見えているがな」

「おらっ!」

ガンッ

バキッバキバキ

本来並大抵の攻撃では壊れるはずのない氷壁が壊された。

「まさかっ!どんな怪力してんだよ」

「大将のお出ましだな。一気に行くぞ!モード千流刃せんりゅうば)

「もう今度はなんだよ」

見ていると山城の斧が端の方から花びらの様に散っていく。

やがて千もの刃になった。

「行けー!」

千もの刃が俺に向かってくる。

「行ったはずだ、もう攻撃は当たらないと。氷細剣」

すると両手に氷の細剣レイピア)が現れた。

「終わりだー!」

千もの刃がもう目の前にある。

しかし俺は刃に向かって歩く。

「桐原流二刀流術 八頭大蛇」

千もの刃が通り抜ける間に全て地面に落ちた。

「俺は能力だけに頼ってここにきた訳じゃない。

改めて自己紹介をするよ。

俺は桐原流剣術継承者 桐原楓だ」

「少しは楽しめそうだな」

格技場に緊張感が走った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ