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10話 盛大な見落とし

さて・・・気を取り直して、冒険者ギルドに行くことにする


冒険者ギルドに入ると、クエストボードの前に何人かクエを選んでる人がいる・・

自分達も邪魔にならないようにクエストボードの前に行くと

ピコン

と、システム音が鳴り、自分目の前に受けられるクエストが表示される

「今回のどんなクエストにする?」

「昨日はウルフ退治したし・・・自分たちは皆と別れた後西で狩りしてたから」

「人もいるし思い切って南行ってみる?」

とマナさんと相談してると・・・

「私さっきはじめたばかりでまだ一度も敵倒してないんだけど・・」

そーだった・・・

「そーいえば、アリスさんの武器も探さないとダメか」

アリスさんは武器箱から、例のレオタードが出たため・・箱武器を持ってない・・

持ってる武器は・・初期の武器だけなはず

「武器だったら・・・実は二回目入ったときに運営からお詫びのメールとともに新しい武器箱もらえて開けたから武器持ってるよ」

え?

確かに自分は運営とうさんに連絡したし・・他の人からの報告もあったかもしれない・・でも

「アリスさんさっきの服の件、GMに報告したの? それとも事前に連絡でもあった?」

「してないし、箱送られてくるまで連絡もなかったよ」

おかしい・・・


何がおかしいって・・・確か運営がこちらを区別する為には・・名前の他にゲーム内IDというものが必要なはず、普通なら・・・運営は一度本人に連絡をして・・そこからIDを読み取り、そのIDの元にアイテムを渡すはず・・

そーしないと・・運営はキャラクターを特定できないはずなのだ・・(似たような名前の人に対してアイテムやメールを送らないようにする為)


自分もさっき連絡した時・・父親にアリスさんのプレイヤーネームすら伝えてない・・・


他の人が連絡したにしても・・・一度本人か確認のメールやGMからの直接の連絡があるはず


さっき自分がGMコールしたときも確認の連絡が来たくらいだし・・・

GMメールは意外と誤報が多いらしいから、お詫びとかする時は品物を送る前になんかしらの確認をしなくてはならない・・

なのに今回はそれもなく・・・いきなりお詫びの品物を送ってきた・・・


その件も後で父さんに聞かないと・・・


「で、今回は何がでたの?」

「自分は弓を使うつもりでスキル取ってたからか・・・〔キューピットボウ:攻撃力60〕って武器がでた、見た目可愛すぎるけど・・」

「なかなかいい武器がでたね」

うん・・・おかしい

弓なんて・・実は不遇の武器で、なかなか取る人がいないで有名・・・そして・・武器提示板に弓がでたという報告はなかった・・はず?

しかも・・たぶんユニーク武器

「たぶん、それユニーク武器かも」

マナさんがちょっと興奮したように言う

「ユニーク武器?」

「見た目がちょっと変わってて、少し性能がいい武器のこと・・・」

「その代り、使いにくいのが多いらしい・・・」

「えーー、私このゲーム始めたばかりなのに・・・」

「大丈夫、ユニーク武器でた人は皆、武器箱から出てるから・・・皆初心者」

「それに・・そんな可愛いだけだからいいじゃん・・・釘バットとかよりかはましだよ・・・」

「え・・・」

「バールのような物っていうのもあった・・」

「それよりましか・・・」

あきらめたらしい・・・

というか・・・アリサさんはちょっとした不幸体質なので・・・いつもそんなことを繰り返してる

かといって完全な不幸というわけではなく・・運がいいときは、本当に運がいい

いわゆる・・普通というのがあまりない・・・幸運か不幸か・・割合は1:3くらい・・

そんな話をしてる間に

千華さんとマリアちゃんが

「これ行こう」

「ゴーゴー」

勝手に決めてた・・

「えっと・・・南のプルン10匹討伐か」

「ブルーゼリー5個採取も受けようよ~~」

なるほど・・ブルーゼリーはプルンのドロップ品なはず・・

「じゃあ受けていくか・・」


ちなみにアリスさんはスキル箱から〔アーチャー〕という職業スキルを手に入れたらしい

職業スキルとは攻撃スキルを中心に覚える武器スキルとは違い

パッシブスキル特定武器などのサポートを中心にしたスキルを覚えるスキルだ


クエストを受けた自分たちは・・そのまま、南の門をくぐり遺跡のところまで行く・・・


・・そこで気になったのが


「そーいえば・・・」

「また何か見つけたの?」

ちょっと警戒しすぎ・・・・

「まだ見つけてないけど、前から気になってた所寄って見ていい?」

そう・・・最初に来た時に見たテントが気になってしょうがないのだ・・

「いいけど?  また何か見つけそう・・・・」

皆からの了解を得たので・・早速テントに向かうことにする


テントは町とは反対方向のちょっと丘の下の方にあるので冒険をしたがってる初心者は意外と目に付かない

テントの前には・・なんだか仰々しい鎧を着た騎士らしき人が立ってた・・・もしかして・・・


「すいません、ちょっといいですか?」

「おぉ・・・王国からの依頼を受けた冒険者達か・・・我々はファスト国から王の名によりこちらに調査に着た騎士だ・・・」

やっぱり・・・オープニングで派遣された騎士さん達だった・・

ちなみに・・ファスト国とは最初遺跡から飛ばされる前にいた国の名前だ・・

「こちらに来たがいいが・・いくら遺跡に戻っても・・帰る事ができず・・しかもモンスターがいたるところにはびこってる・・・」

「いまは・・騎士達に周りを調べさせ・・情報と帰る手段を探してるところだ・・」

「君たちが来たということは王国で遺跡調査の為の冒険者を送り始めたのであろう・・」

ん?

もうかなりの人が入ってるはずだが?

「調査の為に送り込まれた初めての冒険者たちよ・・中にいる騎士団長に挨拶をしていきなさい」

うん・・・まだ誰も来てなかったらしい・・


しょうがないので、テントの中に入ると・・中は意外と広く

大勢の騎士が中で会議をしてた・・・端の方では傷ついた騎士たちが横になってる・・・

入ってそのまま中央に少し豪華な机と椅子がありそこに座っている豪華な鎧を着てるのが騎士団長だろう


「すいません、国から遺跡調査に派遣されたものですが」

「おぅ・・ついに国も一般人を調査を頼んでしまったか・・・・」

「われわれが不甲斐ないばかりに・・・」

「おぉ・・よく着てくれた、私がこの遺跡調査隊を任された騎士団長のカインズと言う」

これは完全に誰も来てないな・・・

「他の者から報告があったかもしれないが・・ここは、我々の国にはいなかった魔物という存在が大量にはびこっていて・・特にここ最近魔物の行動が活発になってきたらしい・・・恥ずかしながら実戦経験の薄い我々ではなかなか調査が進まない状態だ」

だからけが人が多いのか・・

って・・あんな立派な武器や鎧を着て・・この周りでそんな苦戦するのか・・・情けない・・

「それに遺跡もいくら調べても、起動することがなく戻れない・・・」

「そこで・・我々は遺跡の調査に重点をおくため・・君達には周りの調査を依頼したい」

「ということで・・コレを受け取って欲しい・・・」

そー言うと人数分のなめし皮で出来た紙束?ノートを渡された

「それは、不思議な力を秘めた魔法の地図と魔物手帳というものだ」

あれ・・いいものだった

「魔法の地図は今は真っ白だが・・自分が進んだ場所が自動で記録されていくとっても便利な物だ」

「魔物手帳も自分が倒した敵が自動で記憶されていく・・敵を倒した数によってどんどん詳しく記されていくぞ」

これは、冒険の必需品だった・・

まだ誰もコレを手に入れてないのだろうか?

後で提示板に書いておこう

「レイ君・・・・」

「またやっちゃった・・・」

「おにいちゃんすご~い」

「流石」

今までだまってたみんなが一斉に口を開く・・・

これは・・・

普通最初に見つけなきゃだめなやつでしょう^^;

「では冒険者達よ・・・気をつけて行くがいい・・何かあったら報告してくれ」

まだ話が終わってなかったらしい・・


貰う物を貰ったし・・テントを出ると見守る会の人達が集まってたので・・・代表の人に声をかけ

先ほど見つけた情報を話す


ガヤガヤ

ザワザワ


「こんな重要な物を我々は見落としていたのか・・」

「βにはこんなテントなかったはず」

「地図と魔物図鑑か・・ここで手に入ったのか・・これは皆に連絡しなくては」

「これは先進みすぎた人達はもどるの大変だぞ」


ちなみに最初の町の周りのフィールドのボスたちはフィールドボスといい・・・倒すと、他の敵よりいいアイテムが手に入るだけで、倒さないと先に勧めないとかはない・・

もうちょっと先にでるらしい エリアボスと言うのは倒さないと先に勧めないそうだ・・

まだ、エリアボスが発見されたという情報はない


ただ・・今北の三つ目のエリアがダンジョンらしいという話を聞く、タブンその奥にいるのだろう・・




まぁ・・そー言う話は後にして・・・

うちらは・・遺跡裏手の湿原に向かおう・・・


そーして暫く進んでいくと・・・道の途中に青いゼリーの塊のようなものが落ちてる?


あ・・・動いた



そのゼリーの塊は全長50cmほどの大きさでプルプル震えていて・・・あ

裏側にチョコンと目がついてる・・・


これがプルンか

よく調べると〔プルンLv5〕


よくあるRPGの雑魚敵で有名なスライムみたいなものか・・・

「うわ~~かわいい~~」

と言って、マリアちゃんが駆け出していってしまった

「マリアちゃんちょっと待って・・それ敵だから」

そーすると・・向こうも気がついたのか・・向きを変えて・・勢いよく飛びついてくる

「うわっ」

マリアちゃん直撃食らってしまった・・

でも・・・HP1割ほどしか減ってない・・

あれ? 弱い?

「よくもやったな~~~」

マリアちゃんの反撃!!

プルンのHPが3割削れた・・

うん・・・この敵、攻撃力は無いけど物理攻撃が効きにくいのか・・

攻撃重視のマリアちゃんでコレだけのダメージとか・・

うち等だとどんだけ叩かないと倒せないんだろ・・・


見ててもしょうがないので

「私達も参加しよう」

と・・マナさんが・・・・・殴りつける

え?

マナさん武器持ってないと思ったら・・格闘家ストライカーか・・

「マナさん・・昨日はナイフ使ってなかったっけ?」

「昨日はナックルが手に入らなかったから、ナイフ使ってただけだよ」

「私はβの頃から素手で戦ってたんだ、本当なら爪が欲しいんだけど・・こっちじゃ見つからなくて」

よく見ると・・手に革の手袋のようなナックルを付けてる

・・それで攻撃力あるんだ^^;

すばやい連続攻撃でプルンはサンドバック状態になってる・・

「じゃあ私も・・・」

アリスさんがピンク色のショートボウ〔キューピットボウ〕を取り出して

矢筒から矢を出し撃ち始める・・

「やぁー」

うん・・HP1割ほどしか減らない・・・

しかし・・何回か矢を打ち続けると・・ちょっとした異変が・・

「あれ?モンスターが同士討ちしてる・・・」

そう・・・本来攻撃したらこっちに向かっていくはずの敵が違う敵に攻撃をはじめた

・・・混乱? いや・・・敵のステータスをよく見たらHPバーの横に〔誘惑〕と出てる・・

〔キューピットボウ〕の武器効果か

自分もナイフで切りつけながら見ていたが・・・うん・・時間かかる

相手がゼリー体なので切っても殴っても刺しても・・ダメージ与えてるのかが心配になるくらいタフだ・・

HPバーはちゃんと減っているから平気みたいだけど・・・


そーやって攻撃してると・・

いきなり後ろから・・ちょっと大き目の炎の矢が飛んでプルンに刺さった・・・とたんHPバーが全部削れ、プルンは光の粒子になった・・・

・・・一撃か

流石魔法には弱いのか・・・と思ったらちょっと違うらしい


「これ、私がもらった箱スキル」

重魔法ヘビーマジック

千華さんの特殊魔法らしい

「この魔法は単体で使うことはできないけど、他の魔法の発動時間を倍にすることで三倍の威力を出すの」

へぇー そんな魔法スキルもあるんだ

「流石に普通の一撃じゃ倒せないけど、この敵はアクティブでは無いからゆっくり溜めて撃てる」

確かにこのモンスターは近寄りすぎると攻撃してくるけど遠くからだと全然攻撃してこないノンアクティブモンスターだ、このゲームのノンアクティブモンスターは近寄り過ぎると攻撃してくる

逆にアクティブモンスターはある一定範囲に近寄るだけでこっちに突進してくる

町の周りのアクティブモンスターはウルフとベアー、ゴブリン・・

あと・・・

「あっ・・フロッグもやって来た」

そう・・カエルのモンスターフロッグもアクティブモンスターだ

「かえるさんだ~~」

またマリアちゃんが飛び出していく

ズバッと愛用の鎌で切りつけるが・・・やっぱり3割・・・

というか・・・フロッグのHPはベアー並みにあるらしいから

このダメージは驚異的だ・・そして・・・フロッグもプルンほどではないが物理防御軽減があるらしい・・

マリアちゃん・・ベアーにはどれだけのダメージ与えられるんだろ・・・


その後飛んできた、千華さんの重ファイアーアローでカエルは蒸発した・・


本来・・カエルの怖いところは・・・ベアー並みのHPで集団が襲い掛かるのが怖いらしい

その分攻撃力はウルフ並みらしいが・・・

周りを見てもカエルはもういなさそうだし・・

「あまり奥行かないで倒しちゃおう」

「そうだね」

「賛成」

「えぇ~~っ」

そーやって・・・沼地に着く前にプルン10匹以上

・・というか、調子に乗って40匹ほど倒してプルーゼリーも30個ほど手に入った

後は・・こっそり薬草も探してたが(さっきのポーション作りで全部使ってしまってたため)

こっちは・・・薬草より毒消し草の方が多かった目新しいので〔痺れ草:食べると痺れ、稀に麻痺する草〕や〔毒草:食べると毒になる〕などの草も手に入った・・


その後・・・一度報告をして今度は東平原に行きPT向きのウルフ30匹討伐や、採取クエなどをやって・・

まだ時間はあるが、マリアちゃんの教育上の問題で夏休みとはいえ、そんなに遅くまでやらせられないと・・アリスさんがマリアちゃんを連れて落ちたため・・・一度解散をした

「じゃあまた今度ねー」

「またね」

「今日はありがとー」

「お兄ちゃんまた明日~~」

アリスさん達姉妹はこのまま落ちて・・マナさん達は別々に違うところに行ってしまった・・

じぶんも・・

色々ドロップも集まってきたし・・一度整理して・・売るのは売ってしまわないといけない・・・




提示板を覗いて見たら・・・攻略提示板や情報提示板で地図や魔物図鑑のことが書き込まれていて・・

なぜか・・・発見者は〔保護者〕だという話が広まってしまい他の発見情報(井戸水やスキルの掛け合わせなど)とともにかなりの方面で〔保護者〕の名前が広まってしまっていた・・・orz







プルンはスライムのような酸などは持ってなくて、ただ単にゼリーの体でぶつかってくるだけの敵です。


レイ君は提示板では〔保護者〕の名前で定着しましたw

ちなみに・・アリスさんは〔天使ちゃんのお姉さん〕もしくは〔お姉さん〕で定着してしまいましたw




皆さんの応援のおかげでVRのジャンル別ランキングで日間100位以内に入ることができましたw

ありがとーございます^^

これからもランキング内に入り続けられるようにがんばりますw





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