ご指名様のドッキリ発言
4月に入り、いよいよ新年度ですね。
新年度に入り、新しいお客様との出会いもあるかな、と思いつつ、
今回は先月3月にあった、新しいお客様との出会いを、ご紹介させていただきます。
風俗嬢にとって、ご指名ってとっても有難いこと、この上なく嬉しいことです、
と以前書かせていただいたことがあります。
ですが最近、ご指名も考えものかも、と思うことがありました。
というのも、その日は、立て続けに2人のご指名のお客様を
接客させていただいきました。
一人目のお客様は、朝一でご予約してくれたお客様でした。
といっても、今回初めてフウカをご指名だったので、
フウカにとっても、初対面のお客様。
この業界に来て早1年がたち、フウカももはや新人ではなく、
在籍のキャストの子たちの中でも、
おそらく中核クラスになるかと思います。
ですが、やはり初めてのお客様をお迎えするときは、
いつもドキドキ、ハラハラし、
「どんなお客様かな。
特別紳士なお客様じゃなくていいけど、でも、話やすい、
親しみやすい雰囲気のお客様だと、いいなぁ」
と、緊張しながら、お客様をお迎えします。
ところが、今回、フウカの心配は杞憂でした。
このお客様、ご年齢は40代、奥様もお子様もいらっしゃるそうですが、
とてもフレンドリーで、多弁な方。
フウカから話さずとも、お客様の方から色々話をしてくださいます。
そして、肝心のエッチなサービスにもまずまず満足してくれたようで、
始終ご満悦のご様子。
フウカとしても嬉しく、最後のシャワーの時間となり、
あとは気持ちよく、お客様をお見送りする段階に入る頃でした。
フウカ、固まってしまいました。
お客様、ふと言うんです。
「実は、いつもは違う子で、遊んでるんだ」
いつもは違う子で、遊んでる?
「…」
フウカ、言葉がでません。
そもそも、なんと相槌を打っていいのか、分かりません。
思い返してみれば、今までにもありました。
接客の途中で
「いままでは、ずっと他の子で入ってる(遊びに来てる)んだ」
と、ドッキリ発言されること。
ですが、ぶっちゃけ、意味がわかりません。
なぜわざわざ、そんなことを、フウカに言うのか。
例えていうなら、浮気相手に
「実は俺、本命の彼女がいるんだ」
と告げるようなものではないでしょうか。
キャバクラだったら、お客様とキャバ嬢さん何人かとワイワイしたり、
本指名の子が来るまで、別の子がヘルプに入ったりするので、
そういう会話もあるのでしょう。
ですが、ここはヘルスです。
お客様と私たち女の子は、一対一で対じするわけです。
なので、わざわざ接客中に他の女の子の話をするって、
どうかしている、と個人的には思います。
またフウカも接客中は、極力、他のお客様の話はしません。
不特定多数のお客様がご覧になるブログでも、
他のお客様とのやりとりが垣間見れる内容は、必要以上には書きません。
世間話程度に、
「今日は連休だから、混んでるねみたいだね。お客さんいっぱい来て、
フウカちゃんも朝から、忙しいの?」
「そうですね、おかげさまで、沢山ご来店してもらってます」
といった会話は、しますが。
それにお店側からも「彼氏いるの?」って聞かれても、
「いない」って答えてください。
とマニュアルがありますし、
このマニュアルも、すべて、理屈は同じだと、フウカは思っています。
なのに、わざわざフウカの前で、他の女の子の話をするって、
お客様がどういう考えなのか分かりません。
キャバクラに通い慣れてて、キャバクラと同じ発想なのか、
特に他意はなく、ついぽろっと言ってしまっただけなのか、
そうそう、今後、ご指名をフウカに乗り換えてくれる気があるのか、
あるいは単に、おしゃべりなお客様で、しゃべらずにはいられないのか。
本当に、どういう心境なのでしょう。
そのようなわけで、
「普段は違う子で入ってるんだ」
なんて発言をされると、フウカ、正直、お客様に腹立たしさを覚えます。
ですがそれと同時に、
「違う子って、誰?」
とも思ってしまう本能があります。
ですが、フウカには変なプライドがあるようで、
「違う子って誰なんですか?」
と、あからさまには聞くことがきません。
でも、気になる…。
それに、お客様も、ここまで話をふってくる、
ということは、その先をフウカが突っ込んで聞いても構わない、
ってことだよね。
なので、フウカ、意を決し、
平然をよそおって、それとなく聞いてみました。
「あのぉ、普段は違う子って、もう、ここ辞めちゃった子ですか?」
最近、当店では人気の先輩女の子が数人辞めてしまいました。
なので、その先輩たちの常連さんが、行き場をなくし、フウカのところへ
流れ着いた、という可能性は大いに考えられます。
が、
「今も在籍してる子だよ」
お客様、首を横にふります。
「今も在籍してる…?
じゃあ、どうして、今日はわざわざフウカのところに…」
「いや、それがさ…」
お客様が言うには、自分は仕事の関係で、〇曜日しか、
当店パッションには遊びに来れない。
そして毎週その子も〇曜日に出勤している。
だから、毎回その子を指名していた。
ところが、今回にかぎって〇曜日の今日は、
都合で、その子、お休みしている、とのこと。
で、偶然この日出勤していたフウカをご予約し、遊びに来てくれた、
とのこと。
「つまり、出来心、ってやつですか?」
努めておどけて尋ねるフウカに
「まぁ、そういうことかな」
苦笑いのお客様。
まぁ、これも生理現象だから、仕方ないですよね。
とはいえ、更にもう一つ驚いたことがあります。
その、毎回通っている女の子ですが、
なんと、フウカも常々畏敬の念を抱いている、
看板キャストの先輩女の子だというんです。
うっそ~~~~~~~~!!
フウカ、清水の舞台から飛び降りる、
いえ、清水の舞台から突き落とされた感覚でした。
だって、フウカ自身が尊敬してやまない、
看板キャストさんの常連さんを、
接客させていただいていたなんて…
これは、粗相があってはならない、と息をのみました。
とはいえ、看板キャストさんに、直接お会いしたことはないのですが。
それと同時に、恐ろしくなりました。
看板キャストさんでさえも、たまたま、この日ご都合でお休みされただけで、
常連さんが、他のキャストをご指名することもある。
そして、下手すると、そのたまたま指名したキャストの子を気に入ってしまい、
その子にご指名を乗り換えてしまうことが、ありえる、ということですよね。
先ほども書きましたが、あるキャストの子がやめて、
その子についていた常連さんが、他のキャストの子に移る、というのは、
実際問題、よくあるようですし。
それに、これはお店にとっては、決してマイナスではないです。
その子が辞めて、お客様を他店にとられるよりは、
在籍している他の子に乗り換えてもらった方が、お店としては助かりますよね。
というわけで、まさか先輩キャストさんの常連さんを
接客させていただいていたフウカなのですが、
この日は、もう一人、フウカ、知らず知らずのうちに、
実は先輩キャストさんの常連さんを、接客させていただいていた、
という事態がありました。
そのもう一人のお客様、こちらは仮名Oさんとさせていただきますが、
これについては、次回、続きを書かせていただきます。




