屑妹よ
「屑……ひとりで何を恥ずかしい騒ぎを起こしてる!【親友が居る設定での独り言】なんかは、屑妹が、俺の幽かな血縁者だと、誰も解らないところでしてくれ!」
この、みょうちきりんな声は!
「馬鹿兄貴……あぁ、兄貴なんて呼びたくないわね……キモイさんの旦那さん」
ニナルが言い返したわ。
そのあとは、蛙とナメクジのにらみ合いみたいに、動かなくなったわ。
みすくみには蛇が必要なのに、器用ね。
「あ、変質者先生だ。普通人には、わたし等は見えないし聞こえないはずじゃないのか?あぁ、川を越えたから解除されたのか。こんにちは、変質者先生」
イクヨちゃんが言ったわ。
確かに、変質者先生こと、とっちゃん坊やだわ。
こいつは、迷冷泥嵯峨司だわよ!
あのカオちゃんが、執心したポンコツ男にしてポンコツ女のポンコツ兄貴よ!
「挨拶が返って来ないな?それに、なんで独り言認定されてるんだろう?わたし等は無視してるのか?おい、屑教師、無視か!?」
ルイがニナルと嵯峨司を眺めて言ったわ。
「あぁ、あたし達はピクセル・イリュージョンがかかってるから、一般人には認識されないのよ。だけどニナルって、ピクセル・イリュージョンの魔法がかかってても、一般人に認識されるって、特技があるのよ」
教えてあげたわ。
「傍迷惑な特技だな。うん、ディーヴァの賑やかしメンバーに相応しい特技だな。ふふ」
ルイが笑ったわ。
「賑やかし……騒々しいだろが。ふっふっふ」
イクヨちゃんも笑ったわ。
「図星に声も出ないようね」
勝ち誇った様にニナルが嘲ったわ。




