体積よ
結局、ドラウト達は来ないは、自力で動かないはだったから、鼠色のどぶねずみは、どぶねずみなんか物ともしない、ルイとイクヨちゃんが、2匹づつを抱えたの。
そのイクヨちゃんをあたしが、ルイをニナルが抱えて、飛んで川を渡って、ニナルの棲みかの駐車場の隅の屋根がついた自転車置き場に到着したのよ。
「新人!あんた、何を喰ったら、そんなに重く成れるのよ!!」
ニナルがルイに怒鳴ってるわ。
「あぁ、重いのはこれだろう。各々2キログラムが両手足に装備してある」
ルイがディーヴァのコスチュームの左手の手袋を脱いで手首をニナル見せたわ。
「リストバンド!?あんた、8キログラムも加重に付けてんの!」
ニナルが叫んだわ。
「8キログラム?まさか。ふふ」
ルイが笑ったわ。
「ウェストのは加重12キログラムだ」
ルイが自慢気に言ったわ。
「重いと、消費カロリーが増えるんだってな」
イクヨちゃんが援護してるわ。
「その総重量に20キログラム分くらい消費カロリーが増えたからって、全体からみれば微々たるもんでしょうが!」
ニナルがまた吠えたわ。
「その微々たる積み重ねが、後年ものを言うんだよ」
これはイクヨちゃんの発言よ。
「そう、5分の1でも、6分の1でも、なんでも」
ルイが頷いてるわ。
「義妹!あんた解ってて、こっちの筋肉太をわたしに割り当てたのね!」
ニナルに怒鳴られたわ。
「総体積の小さい方を運ぶからって、私を運ぶのを拒否した癖に良く言うわな」
イクヨちゃんが言ったわ。
「あんたみたいなキングサイズ、誰だって拒否するでしょう!」
ニナルが、今度はイクヨちゃんに吼えてるわ。
「ちょっと!?あたしが運んだのよ!あんたが先に選んだんじゃないよ!」
言ってやったわ。
「わたしは選ばされたのよ!そうよ!見た目に騙されたのよ!あんた達がグルでわたしをハメたのよ!」
ニナルが何かほざいてるわ。




