8話予定の密度
「イクト―!!お前4日もガッコーサボッて何してたんだよ。」
「あぁ『ちょっと』大分まで行ってましたよ。レースを見に」
「この車で?無茶苦茶するなー・・・」
「片道22時間くらいですねさっき帰ってきました。」
「うへぇ・・・まじかよ・・・・朝帰りで登校ってどうなんだよ・・・っていうか寝てんのかよォ」
「いいえ?全く。途中で何度か仮眠はとりましたよ?フェリーではっかりと。」
「大丈夫ですよ。今日は早めに寝ます」
「お前の『大丈夫』、なんか信用ならねえんだよなぁ……」
「どうせ車で行くんだろ?」
「ええ親戚の家で一泊して一応公共交通機関で来ましたという体で行きますよ。
-」
――――――――――昼休み――――――――――
「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・」
クラスの全女子の注目を浴びていた
「イクト君、めっちゃ寝てない?」
「そりゃ寝るでしょ。朝車で帰ってきたらしいよ」
「え、どこから?」
「大分」
「…………大分?」
「大分」
「ここ青森だよね?」
「ネネ!イクト君の寝顔やばくないふつうに美女なんだけど!!でも全体を見るとちゃんと男子なのよね。脳がばぐるー」
「わかるー。」
「学園祭で騙してして女装させとき依以、来近寄ると逃げられるから久々よねこの距離。」
「顔真っ赤にして逃げるところとか録画しておけばよかった。」
「さすがイクト君のお母さんだよね~~~だ騙す手法とか一番映える衣装とか」
「それは何の話ですか。」
「あ、起きちゃった。」
「それは天敵の気配がしたら起きますよ。まず、その手に持ってるメイク道具をしまってください」
「ごめんてーーーーー!!」
「ダメだ。教室で寝ていられない。敵が近い!!!」
イクトは立ち上がると、そのまま教室を出ていった。
「えっ」
「イクト君!?」
駐車場まで逃げ込み、愛車の運転席へ。
ドアを閉める。
ガチャッ。
施錠。
「…………よし」
シートを倒して目を閉じる。
数秒後。
「すぅ…………すぅ…………」
―――――一時間後。
マホの着信音で目を覚ました。
「…………はい」
『おーいイクトー、どこ行った? 授業始まってんぞー』
一気に目が覚める。
「…………あ」
電話の向こうで声が遠ざかる。
『せんせー! やっぱイクト、車で寝てたー!』
「イクトよぉ、そんなに女子が怖いのか……?」
「違います。メイク道具を持って僕の寝込みを襲おうとする人が怖いんです。」
――――――――――放課後某整備工場――――――――――
「おじさーんオイル交換お願いしまーす」
「オイル交換っておめぇさん・・・納車の時やっといたぞ?」
「4000キロ位走ったので交換時期です。先ず福島まで行きました。次に大分に行ってきました明日は東京です。」
おじさんの後ろから、見覚えのある顔がすっとのぞいた
「あっ諸星さん!」
「おいおい・・・まだ納車から1か月も経ってねぇぞ・・・」
諸星氏⇒( ゜д゜)・・・・・?????????
心底意味が分からないという顔をしていた。
「ええいついでだ!それだけ乗ってるなら点検してけ、どうせ今日は比較的余裕があっからよぉ」




