表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

花火大会3日前、暑い中買い出しに行くだけの回

 買い物をしに街へ出ると、所々に花火大会のポスターが貼ってあった。

 3日後に、花火大会がある。今回はかなり制作側も頑張っているとのことだった。   

 

 今日は真夏日だ。道路にある掲示板の温度計では36℃と表示されていた。

 スーパーの中は涼しいが、移動中は灼熱地獄だ。まだ車の免許もとっておらず、チャリンコに乗っても荷物が多すぎて運転が困難になってしまう。

 買い物するためだけにタクシーを使うのも、何だかパッとしなかったので、徒歩で移動している。


 飲み物でも買うか…。

 たまたま自販機を見かけ、異様に喉が乾いたため、そう思った。

 150円を入れ、緑茶のボタンを押した。


 「――――…?」 

 

 いくら押しても出ず、よく見ると売り切れだった。仕方なく、天然水を買うと、30円のお釣りが返ってきた。


 炭酸系はうまいが、喉が凄く乾くので天然水やお茶などの無炭酸の物にしている。暑いと汗をかくだけでなく、口の中は違和感しかないし、喉はカラカラするし良いことが全くない。


 学校などであまり頻繁に買い物には行けないので、予め1週間の献立を作り週一で一気にまとめ買いする。これが俺の買い物の仕方だ。

 訳あって、小さい時から一人暮らしだったため、すっかりこの方法が定着した。



 「お買い上げありがとうございましたー!」


 レジ打ちの店員のテンプレセリフを聞き、マイバッグに大量の食材を詰めた。買い物の帰りはほんとに最悪だ。買い方も凄く荷物が多くなる方法だし、何より暑い。

 だからアイスや飲み物は別で買う。多少暑くても大丈夫な物をスーパーで買う。


 その日は帰って好物の回鍋肉を食べた。


 風呂から上がり自室で寝ていると、携帯が通知を鳴らした。目を開けるのも面倒なため、ベットに転がっている携帯を手探りで探す。

 携帯をつけると、クラスのグループで喧嘩が起きていた。ホントにバカらしくうるさいので、携帯の電源を切って寝た。


 翌日、登校中同じクラスの女子がこちらへ走ってきた。俺は目だけを向けていたが、どうやら本当に俺に話があるらしい。


 「あ、あの…。い、一緒に花火大会見に行きません……か?」

  

 凄く緊張しているのか、その子はひたすら自分の指を絡めてそう聞いてきた。

 見た目はいたって普通の女子高生だ。背も低くはないが、高くもない。

 

 俺は、作り笑いで


 「ごめんなさい。その日は友達と見る予定なんだ。悪いけど、また別の機会に誘ってくれないかな?」


 あえて次の機会を作らせるように発言した。理由は単純、変な噂を流されないため。嫌いだから断ったとかではなく、先客がいたから断っただけで、今度誘ってと言って拒否感を無くすためだ。

 ホントは思いっ切り断って、もう話しかけてこなくしたいのだが、これを機にクラスで変な事を言われたらクラス内での居場所が無くなってしまう。



 もうすぐ花火大会だ。またあの時と同じメンチカツでも作ろうかなと、ふと思った。

 

 ここから大きく変わります。多分

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ