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【日本最強の裏方4人組、無能と捨てられた先で『地球ショッピング』を解禁する~善行を積むほど現代兵器も肥料も買い放題。  作者: 月神世一


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EP 10

特大ボーナスと、月明かりの建国宣言

野盗団数十人をロープで数珠繋ぎにし、私たちは村へ凱旋した。

誰一人、命は奪っていない。

無力化し、捕縛しただけだ。

「輝夜様! お怪我は……!」

「みんな、無事よ。もう安心して」

泣きながら駆け寄る村人たちを、私は優しく抱きしめた。

その瞬間。

私の視界、いや、空全体を覆うほどの巨大な光の文字が浮かび上がった。

『ピロロロロロロロロロロロロンッ!!!!』

今まで聞いたこともない、盛大なファンファーレが鳴り響く。

【特大の善行を確認:無血による地域制圧】

【特大の善行を確認:村の完全防衛および平和の確立】

【特大の善行を確認:悪徳の打倒】

【地域貢献ボーナス:5000pt 獲得!】

【社会的貢献ボーナス:5000pt 獲得!】

【人助けコンボボーナス:2000pt 獲得!】

「なっ……! 桁が、桁がぶっ壊れとるぞ!?」

信長が目をひん剥いて叫ぶ。

義正の持っていた算盤が、パラパラと手から零れ落ちた。

「累計……24000ポイント……!」

蘭がタブレットを持つ手を震わせている。

「輝夜、これ……国が買えるよ」

「ええ。わかってるわ」

私は、空を見上げた。

アナスタシア世界の美しい満月が、私たちを照らしている。

私は村長に向き直り、そして村の全員を見渡して言った。

「ルナミス帝国は、私たちを無能と呼んで捨てました」

「この村も、見捨てられていた」

静まり返る広場に、私の声だけが響く。

「でも、もう誰にも奪わせない」

「理不尽に脅かされる夜は、今日で終わりよ」

私は大きく息を吸い込み、月に向かって、はっきりと宣言した。

「私たちは、ここで独立します」

「誰もが笑って、美味しいお酒が飲める国を、今からここに創ります!」

『ウオオオオオオオオオオオオオッ!!!!』

村人たちの、地鳴りのような歓声が夜空を揺らした。

「よく言った、輝夜! さあ、投資の時間だ!」

「蘭ちゃん、お願い!」

義正の合図で、蘭が電子ボードを凄まじい速度で叩き始める。

「了解! 20000ポイントを一気に解放するよ!」

「『高強度プレハブ住宅一式』!」

「『太陽光発電パネル&大容量バッテリー』!」

「『全自動農業プラント』!」

「『防空レーダー連動型・対空ミサイルシステム』!」

上空に、幾つもの魔法陣――いや、転送用の光のリングが出現した。

ズシン、ズシンと、地球の最先端技術の結晶がポポロ村の大地に次々と降り立つ。

ただの貧しい農村が。

たった一晩で、鋼鉄の防壁と無尽蔵のエネルギーを持つ『現代要塞都市』へと変貌を遂げていく。

「ひゃはは! こりゃあ痛快じゃ! 親父の艦隊よりもスゲェ国になるぞ!」

「さあ、忙しくなるぞ! 算盤の桁が足りねぇ!」

信長が笑い、義正が叫ぶ。

無能と蔑まれ、辺境へ追放された四人組。

だが彼らは、日本を裏で操っていた最強のプロフェッショナルだった。

魔法も闘気も持たない彼らが。

『地球ショッピング』と圧倒的な知識で、異世界を規格外の力で蹂虤していく。

最強の裏方たちによる、痛快無比な異世界・建国ファンタジー。

伝説は今、月明かりの下で産声を上げたのだ。

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