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 宇宙スキーム         シンポジウムの異星人たち  作者: K レイ


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第6章 地球に訪れた地球「ゲイリーパーク」前編

 スタンリー教授が話した。

 

 「ゲイリーパークはアンドロメダ連邦警察と宇宙不動産を手掛ける宇宙で最高水準の高度なテクノロジーを持つ奴らだ。文明レベルは7以上。誰も勝てない。」

 

 「勿論、アンドロメダで起きた数々の犯罪を追う組織。地球に犯人が入った知らせを受けてやって来たのでは? 今地球に捜査員を送り込んでいる。地球人に何か危害を加えるというのではない。パニックになった地球人には理解不能だろうけど。犯人さえ仕留められたら帰る。地球の警察の様に見て警察だとわかる格好はしないよ。だから地球人は彼らが正義の味方とは思わず混乱するかもね。」

 

 「ただ相手は未来を見通す事が出来て勝てる自信があるからここに来ている。」

 

 「地球にこれだけ星を近づけて停止したのは、地球人では暫く何も攻撃出来ない戦闘力なのを知っての事だ。騒ぐ事しか出来ないから。それでも宇宙ステーションや人工衛星の邪魔にならない様に止めたと思うよ。」

 

 「目的が済めば帰るだろう。地球人は敵じゃない。それでもここでゲイリーパークが宇宙船や宇宙人部隊を降下させて地上に降り立ったら、地球人はたちまち異星人が攻めてきたと勘違いしてミサイルなどの軍備を配置して攻撃する筈だ。そうならない様、熱など感知させず透明で見えなくしてレーダーに映らない様に気化して降りて来る筈だ。」

 

 タケがケンに質問した。

 

 「ケンさん、さっきからこの手だけの生き物が姿を見せてから全然動かないですけど。あともう一人のファッキンウンコマンがどこか行ってしまい本当にいなくなりました。」

 

 志保が答えた。

 

 「ああ、どうせまたトイレよ。最初あのブサイクな顔が何を話すかと思えばウンコ出るで、だよ。まじ呆れる。ほっとけ。ねえ、もっとかっこいい宇宙人来ないかなあ。何で全然イケメン来ないの? アイツでも本当トイレ長いよね、紙が無いのかも。困って芯で拭いてたりして。あはは。最悪。」

 

 ケンは思った。デルデーナナは初めから嫌われていた。言えば言う程イメージが悪くなってしまった。余計な事を言い過ぎてみんなにはウンコのイメージしか無くなった様だ。

 

 するとどこからかわからないが、木魚の様なポクポク音とチーンと鐘の様なお焼香の時のサウンドがフェイドインして聞こえてきた。音が少しずつ大きくなる。これはひょっとして近くでお葬式か?

 

 ケンはふと思った。こいつはまずいぞ。

 

 「みんな、絶対聞いては駄目だ。脳をやられるぞ。聞いたら遅れる。バカになるぞ。耳をふさげっ!」

 

 「うーポクポクポクポク…チーン…カレー食ったら〜ウンコッコッコココーオー、ウンコッコーオー、チーン、ブリブリドカン、ペッ。それゆけっウンココッココッココッコ〜ウンココッココッココッコ〜ブリブリドカン、ポクポクポクポク…ウンココッココッココッコ~と 次は浜松、次は浜松うーウンコッコーヲヲーララーウンコー。チーン…以後長いので省略」 

 

 「これは私をプルナ星へ連れて行った時にカレックが自慢げに話していたよ。プルナでは毎朝9時にこの歌を国歌斉唱をするんだとか。国民は、最初は一緒に歌うけども余りに長いんで朝から寝ちゃうんだって。この国歌を作った時はプルナ中から一流楽団を取り揃えたんだ等と自慢していたが、木魚の音と鐘のチーンの音色以外はカレックの歌声しか聞こえなかった。」

 

 結局ケンと仲間達は耳をふさげと言っても志保は買った紅茶を飲みながら鑑賞に聞き入っていた。

 

 国歌が流れるとそれまで止まっていたカレックが元気いっぱいに動き出した。どこからか、ナナの声がした。

 

 「カレックを6次元の檻から助けた時には既に彼は壊れていました。ただ、彼はプルナ国歌だけは反応したんです。余程気に入っていたのでしょう。彼らプルナでの国歌の意味訳は、カレック様、強いわ。カッコいい。抱いて。キスして。結婚して。の連発する意味の曲ですからね。」

 

 そう言っていたらカレックが本気の超全快パワーで攻撃してきた。まずはスタンリー教授に。続いてケンの所へ。異次元に隠れていた筈のナナが見つかり引きずり出されてナナの顔面を強烈パンチで何度もぶん殴られ襲われていた。


 ナナは悲鳴を上げていた。これ以上顔が悪くならないか皆んなが心配した。志保だけは顔が良くなるんじゃないかととても喜んでいた。


 カレック相手に隠れても無理。バレバレだった。しかも星の戦闘員なのにどんくさい。三人で応戦するも、相手はカレックです。決して止まらない。ナナは再び作戦変更で消えて声だけが聞こえる状態になった。存在する位相をずらし、別次元のノイズつまりはこの国歌と声が届くように混ぜ、見えない存在となり、気配だけをここに残した。これではカレックも手出し出来ない。なかなか考えた作戦だ。悪いのはツラだけか? そんなナナから応答がありました。

 

 「なかなか苦戦していますね。ふふふ。でも安心してください。歌が2番になればカレックは停止します。私が電源オン オフを作っておきました。彼は私の命令も聞かないので。1番を歌っている間は辛抱して死なない様に精々頑張ってくださいね。私は暫く高見の見物していますね。ルンルン。」


 「因みに、正体明かすと私と一緒に来たムカデ星人は私の人質。私とは全く別の星の生き物。私はムカデではない悪魔星人。」


 「奴らの星はとても良いのでムカデなんかには勿体無い星。ここに来る時星で無理矢理誘拐して命令通りやらせて用が済んだら後で殺す予定です。表の見張り役学生3人も。これは酷いね。もう用無し。あなた達の後に殺す。もう少しはったりでも役立つと思っていたから大失敗でした。そしてムカデを影にしたのも俺です。もう1つの影の方は知らないよ。あなた方が探していたアンドロメダの悪人は何と、じゃじゃーん。私でした。ひひひ。 どう? びっくりした? うひひ。どや? びびれ。」

 

 志保がびびった。

 

 「びっくりなんてもんじゃない、宇宙でびびる。ウンコデルデー。宇宙からもうウンコ漏れそうだってだから地球に助けを求めてきたのよね。早よだせブサイク。でも名前はナナだって。あはは。びびる。まじウケるー。ナナ、今ウンコでるの。でも紙が無い。どこどこー? 漏れちゃう。出る出る。助けてー。」

 

 志保は翔、タケと大爆笑していた。


 「名前はウンコ出るけど紙がナイゾー。トイレもナイゾー。困ったゾー。宇宙から大騒ぎで助けてくださいっ結局ウンコもれ蔵。最後は垂れ流し助とかどうかな? あはは。宇宙からウンコで地球にSOS。助けてください。まじアホ星人。」

 

 「タケ、それいいね。まだ漏れてないけど。漏れたら直ぐにもれ蔵にしよう。おい、お前早く漏らせや、タコ。」

 

 と翔が答えた。ケンだけが心配していた。デルデーナナが志保に言った。

 

 「おい、なんでお前ごときチチでか女と楽しい仲間達がこの私に偉そうに駄目出ししているのですか? 腹立つ。特にあなたは私より偉そうでさっきから頭に来ていました。もう逃げられませんよ。私が受けた苦しみを数倍で返しますから覚悟なさい。生きては返しませんよ。苦痛に悶えながら私に言った事を後悔しなさい。最も苦しませてあげるからね。タダでは殺さない。お前を吸いまくって恥ずかしい思いもいっぱいさせてやる。うひひ。」

 

 そうするとリュウが言った。

 

 「はい今のコンプラアウト。セクハラ認定。おい志保、そんな変態ウンコは後回しだ。宇宙警察で無く、後で俺がみっちりとお仕置きをして日本警察でセクハラの罪で裁いてやるからほっておけ。」

 

 そうしている間もケンとスタンリー教授はカレックと戦っていた。相変わらず国歌も流れている。ケンはプルナの国王から直々に再インストール受けているので前より強くなっている。瞬間移動、タイムワープを取り入れて戦うもやはりカレックは強い。スタンリー教授は巧みな次元移動で対応し、カレックの攻撃をかわしている。時間は過ぎて行った。すると志保がイライラしながら言った。

 

 「ねえねえ、ちょっとお。これいつ2番になるの? 歌詩が全部ウンコを唱えるお経みたいだからまるで2番がわからないし、浜松から今岐阜羽島まで行ってるわよ。何これ、博多まで行くんじゃない? 誰の作詩? バカ? あはは。ウケるー。」

 

 その時ゲイリーパークの警察官らしき何人か入って来た。水の様にはじけ、自由自在に形が変わる部隊だ。それでも歌がかかったまんまのカレックは元気に動き回り、圧倒的な強さで戦い、真空エネルギーを崩壊させる程のゲイリーパークの精鋭部隊ですら勢いを止められなかった。


 結局12体入った精鋭部隊は6体まで減らされた。カレックのプルナ国歌は続き、精鋭部隊はカレックの仕掛けた位相地雷になかなか苦しんでいた。カレックはケンやスタンリー教授、宇宙警察の覇者が来ても圧倒的に強い。しかし、国歌が博多に着くとカレックは突然停止したのだ。でも曲は止まらなかった。

 

 「カレックが止まったという事はようやくこれで歌の1番が終わったという事か?」

 

 タケがそう思った。歌は止まらないが、でも何だこれ。何か変だ。曲が今度は逆回転してないか?

 

 「コンウ ンーチ。クポクポ レカー ンカド リブリブうー。次は小倉、次は小倉ー。」

 

 「何だこれ? これが2番か、なんかわざと逆に言って駅名だけはしっかり小倉だと。舐めとんのか。」

 

 「めっちゃ腹立つわー。」

 

 流石に全員がイライラし始めた。するといきなり曲が変わった。ポチっと。

 

 「君と爽やかな眩しい朝ー、静けさ通りのーたたずむまどろみの笑顔が素敵な君と見たフレッシュウンコ。ハエたちも嬉しそうに踊っている。僕はここにいるよー君と笑顔で走った思い出通りの喫茶店ー思わず踏んずけて滑ってコケた私のシンデレラー。なんと神様、わお。パンツー丸見えーじゃんか、おおっ! 素晴らしいっ。 ウンコで滑ってーときめくー心ー。これが恋なのか? パンツ最高。結婚しよう! スカートめくれて玉ねぎみたいなシンデレラも素敵。清々しい爽やかな朝ー感動をくれたウンコと神様、ありがとう。シンデレラは恥ずかしくてもう出てこられなくなってるー。さあ、踊りましょう! 君と僕とのときめく朝。素敵な喫茶店前のウンコ。僕の心はカーニバルー。シンデレラは玉ねぎさー あなたのこけ方素晴らしい。えー次は新下関ぃー。」

 

 これまでのお経が止まりいきなり爽やかなミュージカル曲の様だった。

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