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7番目の勇者  作者: モダろいしヒト
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『かいてきな空の迎撃戦へ』

監視塔からの報告

『モンスター群、間もなく会敵かいてき!間もなく会敵かいてき!!』

監視隊からの音声と色旗の信号で状況が迎撃隊に伝えられる。



第一陣の襲来は『飛行タイプ』だ。


周囲が砂漠という環境のドーサでのモンスター群の第一波はほとんどの場合、砂地の影響を受けない飛行タイプから到達する。


『昆虫型』『鳥類型』『有翼種ゆうよくしゅ型』



灼滅しゃくめつ砲、全砲門解放…………照射ぁッ!!」

ボゥワッッッ……ヒュゴォォォ……………………

先行して外壁通路に設置された火属性のジェムをエネルギー源とした巨大火炎放射器が『文字通り』に火を吹く。


最速でドーサ領域に辿り着いた昆虫型モンスターはまとめて次々と焼き払われ、ジェム化して落ちてゆく。



エネルギーを使い果たしたジェムは取り出され、新たなジェムが灼熱砲に込められる。

「照射ぁッ!!」

ボゥワッッッ……ヒュゴォォォゴゴゴゴォォ…………


外壁隊は小さな昆虫型モンスターは一匹ずつ矢でるよりも、火炎での範囲攻撃の有効性を熟知している。


だが、それも完璧では無い為火炎をすり抜けた虫は街中へと進入する。


「構うな!我々は街へ侵入数を減らす事に専念せよ。」

灼滅隊しゃくめつたいの指揮官の指示が飛ぶ。




監視塔から第二波の報告が来る

「鳥類型、続いて有翼種ゆうよくしゅ型、間もなく会敵かいてき!!」


掃滅弓そうめつきゅう………用意よぅぃ!2……1…斉射せいしゃッ!!」

各配置の掃滅隊そうめつたいの指揮官から掛け声に合わせ大型大量連射弓から矢が放たれる。


掃滅弓の矢の先には雷属性のジェムから精製した矢じりが取り付けられており、モンスター1体にでも命中すればそこから雷撃を放出し、周囲のモンスターも巻き添えにできる範囲攻撃型の矢であり鳥類型モンスターに非常に有効である。


掃滅弓が当たった瞬間、蒼白い閃光の直後に『バリバリッ!』と空気を裂くような音と共に矢の当たったモンスターを中心としと周囲2〜3mの範囲のモンスターがジェム化して空から降り注ぐ。



「続いて爆杭砲バッコウほう射撃用意!」

鳥類型に少し遅れて大型の有翼種モンスターも飛来する。

それに合わせて各所の爆杭隊バッコウたいの指揮官達も適正武器の射撃態勢の指示を出す。


爆杭砲バッコウほうは先端に爆発属性のジェムを溶かして作った液体を塗布とふした太い杭を発射する装置である。

杭が刺さると数秒後に内部から爆発しモンスターを破砕はさいできる強力武器だが重量の関係で単発発射しかできない。


「発射タイミングは各自の自己判断!引き付けてからよく狙って撃て。再装填は素速くだ!!」

指揮官の指示を元に爆杭砲が次々と発射される。


ドウゥッ!……ドウッ、ドドドウゥッ!!……………

杭の当たり外れに関係無く、杭は次々と装置され発射される。


ドォォンッッ!!

空中で爆砕した有翼型モンスターは大き目のジェムになって落下してゆく。



飛行タイプの中で対空迎撃から逃れたモンスターは街中へと進入する。



後には時間差でやって来る第ニ陣、第三陣の『泳砂型えいさがたモンスター』と『歩行型ほこうがたモンスター』が控えている。


ドーサの来魔戦はまだ始まったばかりだ。

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