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魔法使いの俺、日本に転生  作者: アウストラロピテクノロジー
11/13

老夫婦

 老夫婦の処し方について考える。


「よし、刑務所に入ってもらおう」


 俺が考えた計画はこうだ。老夫婦を洗脳魔法で操り、どう考えても取り壊す以外にない家を連続放火させる。空き家対策にもなるし社会に悪影響な老夫婦がいなくなることで一石二鳥である。


 ということで俺は徹夜で魔法を駆使しながら燃やしてもよさそうなボロボロな家を探し回って合計5棟を抜粋した。

 昼間、老夫婦が昼飯を食べ終えて一息ついているところに変装して訪問した。


「ごめんくださ〜い」


「はいはい。何か御用?」


 すると婆さんの方が出てきた。悪事を見てきたからか性格が悪そうに見える。

 早速洗脳魔法をかけて言うことを聞かせる。


「中に入れて貰えますか?」


「はい。どうぞ」


 家の中に入ると茶の間でくつろいでいる爺さんと目が合う。


「ん?どちらさんだ?」


 これまた洗脳魔法をかける。これで準備はほとんど完了だな。


「あんたたちにやって欲しいことがある。この地図に書いてある家を今夜、燃やしてくれ。そして警察に捕まるんだ。捕まった時は不法投棄や万引きについても自白するように」


「あぁ、わかったよ」


「ところで、あんたたちはゴミの不法投棄や万引きを繰り返していると思うんだが、なぜそんなことをするんだ?」


「なぜと言われても・・・。その方が金がかからなくていいだろう?」


「あんたたちは金がかからなくていいかもしれないが、そのゴミを片付ける人やスーパーの人たちの迷惑になっていると思うんだが、そこのところはどうなんだ?」


「なんとも思わないね。自分が良ければいいだろう。世の中そんなもんだ。俺たちは若い頃苦労してきたんだ。それと比べて今の奴らなんて恵まれすぎてるじゃないか。もっと苦労したらいいんだ」


「もっと苦労した方がいいと思うから苦情の電話をたくさんかけてるのか?」


「まあそれもそうだが後は憂さ晴らしとかだなあ。真面目な奴らを困らせるのも楽しいんだよなぁ。なあ婆さん?」


「そうだねぇ。役場の奴らなんていつも法律がどうだとか予算がどうだとか、わけわからんことばかり言って仕事してないだろう?そのくせ高い給料貰ってさぁ、あいつらの声を聞くと無性に懲らしめてやりたくなるんだよねえ」


「あんたたちはスーパーや役場の人たちに何か迷惑をかけられたことがあるのか?」


「いや?特にないな」


「なるほどなあ。よくわかったよ。とりあえず今日の夜、よろしくな。あと俺のことは忘れるように」


 そう言って俺は老夫婦の家を後にした。

 自分が若い頃苦労したから今の人たちももっと苦労したらいいだとか、役場の人が働かないで高い給料貰ってるとか。正直意味がよくわからない。これが今ネットで話題になってる老害ってやつなのかもな。

 今回は時間をかけたがこいつらからお金を取るのはなんだか気が乗らないから大人しく刑務所に入って貰うとしよう。


 その日の夜、老夫婦が住んでいる町は大騒ぎだった。なんせ連続して5件も火事が起きたからだ。老夫婦はうまくやってくれたようだ。最後の家を燃やすと2人は燃えてる家の前で佇み、通報で駆けつけた警察に連れて行かれた。


 俺は初のポイ捨て狩りを終えて久しぶりに家に帰って来た。なんだかんだしばらく住んでいるから落ち着くな。当初想定していたポイ捨て狩りより事が大きくなってしまってなんだか疲れてしまった。明日からは普通のポイ捨て狩りをやろう。



 それからはポイ捨て狩りは順調に進んだ。

 港町で釣りをしてゴミを海に捨てて帰るおじさんは注意したら無視して車に乗って帰り始めたので、持っていた釣り道具をめちゃくちゃに壊して海藻とヒトデをプラスして家の中ににぶちまけてやった。海の怒りだ。

 車の窓からゴミを投げ捨てたトラック運転手は注意するのも面倒だったので目的地についた途端全部のタイヤをパンクさせて、そのトラックが走ってきた道路に落ちていたゴミを全部集めて車の中にぶちまけてやった。これは道路を管理している人たちの怒り。

 公園で宴会を開いてそのままゴミを置いていった若者達は動画を撮ってシンプルに警察に知らせた。怒られて更生してください。

 酔っ払いがポイ捨てしているところを注意したらタバコ違反狩りと同様に絡まれたのボコボコにしてお金を巻き上げた。

 もちろんポイ捨て狩りのターゲットになった皆さんのお財布に入ってるお金は全部貰った。

 そんなこんなで順調に進んだが、ポイ捨て狩りは1案件あたりにかかる時間が長いためあまり設けることはできず、得たお金は2ヶ月ほどで約60万だった。タバコ違反狩りと比べるとちょっと効率が悪いな。


 そろそろポイ捨て狩りも飽きて来てしまったので新しい活動を始めようと悩んでいた時スマホが鳴った。どうやら小林さんからメッセージが来たようだ。ちなみに小林さんとはちょくちょく連絡を取っている。この世界で唯一俺に気をかけてくれる人だ。


『元気かい!?明日、暇ならご飯でも食べに行かないかい?創介くんの近況も教えて欲しいし』


『明日暇です。是非お願いします』


 小林さんには東京での生活に慣れたいって話していたけど、今俺がやってることはとてもじゃないけど話せないな。文明が発達していて便利なものがたくさんあって、お金があればなんでもできそうな気がするけど、その反面心が醜い人がたくさんいて、俺はまだこの世界を心から好きになることはできそうにない。


 明日は小林さんと久しぶりのご飯だから色々話してみよう。


「面白い!続きが気になる!応援したい!」



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