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悪役令嬢を保護したら……  作者: こうじ
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領地の問題点

 苗植えを終えた後、僕はレイラ様を他の畑へと案内した。


「あっちで作っているのは麦、此処で作っているのはトウモロコシです」


「へぇ〜、色んな物を作っているのね」


 レイラ様は感心しながら後をついてくる。


「あと、森の伐採もやっています。加工して木材にするんです。机とかイスとかタンスになりますね」


「そんな事もやっているの?」


「でも稼げないんですよ……」


「それはおかしいじゃない? 昨日の食事も美味しかったし市場で売ればお金になるわよ」


 確かに市場に出ればそれなりに売れるだろう。


 父上もなんとか流通を作ろうとしたけど失敗した。


「隣のサファイン領が邪魔してくるんですよ」


「サファイン領って確か鉱山で潤っている、て聞いた事があるけど」


「父上とはソリが合わないみたいでね父上のやること成すこと全て邪魔してくるんですよ」


 そう、コレが家が抱える問題点の1つだ。


 ここら辺の市場をサファイン領が独占していて他所が付け入る隙が無いのだ。


 なので良いものを作ったとしても売れないのだ。


「なるほど……、そうだ!」


 レイラ様はポンと手を叩いた。


「私に良い考えがあるわ」


 良い考え?


「この国で流通が出来ないのであれば他国で売ればいいのよ」


 ……はい? 

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