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悪役令嬢を保護したら……  作者: こうじ
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家族会議をしました

 レイラ様を送った後、僕は帰宅した。


「父上、母上、実はレイラ様についてお話が……」


「なんだ? 改まって」


「もしかしてレイドのお嫁さん? 私は大歓迎だけど」


「違うからっ! まだそんな関係じゃないからっ!」


「あら、『まだ』と言う事はこれからそういう関係になる予定?」


「違うって!」


「母さん、冗談はこれぐらいにしておけ」


 ホントに人がこれから真剣な話をするのに話の腰を折るのは止めてほしい……。


 僕はレイラ様の事を話した。


 王太子に婚約破棄された事、自ら川に身を投げた事、僕がたまたまレイラ様を発見し保護した事、そして此処に連れてきた事……。


 両親は黙って聞いてくれた。


「……なるほど、事情はわかった。良いとこのお嬢様だとは思っていたがローズ公爵とこの娘だったか」


「父上、公爵の事をご存知なんですか?」


「貴族学院時代の同級生だ。まぁ貴族らしい貴族だな」


「それってどういう……」


「家柄が一番大事、と言う事よ。まぁ、余り家庭を大事にしないタイプよね」


「手厳しいな」


「そりゃあだって公爵に冷たくあしらわれて涙を飲んだ同級生を何人見た事か」


「最終的には同じ公爵家の令嬢とお見合い結婚をしたんだったな、俺から言わせてみれば可哀想な男だよ。周囲の目ばかり気にして『個』と言う物を持っていない」


「個?」


「自分の意見を持っていない、と言う事だ。貴族は家柄も大事だが家族を一番大事にしなきゃいけない。一番の味方は家族だしそっぽを向かれたら終わりだ」


 なるほど……。


「暫くはレイラちゃんのやりたい様にやらせてみれば良いと思うわ。意外と適応力は高いみたいだし」


 母上がお墨付きをくれる、とは相当な事だ。


 とりあえずは心配はない、かな?


 

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