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転生悪役令嬢の前途多難な没落計画   作者: 一花八華
第二章
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悪役令嬢は、絆されませんわ!

本日2話投稿しています。

ヒロインに、愛の告白を受けましたわ。


出会ってまだ一週間ですのよ?

私、何もしていませんわ?

好感度いきなりMAXとか、わけがわかりませんわ!


えっと・・・・これってなんのイベントかしら??



「フィロスの友達になって。ヴィクトリア。お願いだから」



噴水に腰を掛けたまま、切々に語るフィロス・インカ。


その茶色の瞳・・・・ハンスにとても似ているわ。

優しくも力強い瞳。


早鐘が胸を打ちますわ。

あぁ。うるさい。うるさくってよ!

落ち着きなさい!私!!



いや、お待ちになって。

クールダウン。

冷静になりなさい。


相手は女の子ですわよ。


何故ドキドキしてますの?

嫌ですわ!私ったら免疫無さすぎ!


ストレートに、好意を向けられる事がなかったからといって、ヒロインに早々(ほだ)されるだなんて!!


ちょろすぎますわ!


私、好きだと言われてコロっと宿敵に絆されるような悪女ではなくってよ!


「私は、貴女となんて・・・・」


友達になりませんわ。

だって、安心安全なハンスendを勝ち取る為ですもの!

ヒロインとは関わりを持たずに、自力でハンスを攻略しますのよ!


だから、うるうるとつぶなら瞳でこちらを見つめても無駄ですのよ!

いやですわ・・・・フワフワのうさぎの幻影が見えますわ!?


ーグッ!

耐えるのよ!ヴィクトリア!

アレは兎ではありませんわ!

宿敵!宿敵ヒロインでしてよ!




「ヴィクトリアは、私が嫌い?ワタシ・・・・ヴィクトリアと親友になりたいのに・・・・」


きゅーん。

垂れ下がった耳が見えますわー!?

かっ可愛い!!

こんな可愛い少女が、私とお友達になりたいと哀願してますわ!


ああ。クラクラきますわ。



「そっそこまで言うのでしたらっ。そのっオトモダチになって差し上げても宜しくってよッッッ!!」



「ほんと!?ありがとう!!ヴィクトリア!!」


「きゃあっ!」


「貴女!はしたなくってよ!淑女なら早々と抱き付くものではありませんわ!」


「嬉しいんだもん。わー。ヴィクトリアってやわらかーい。いい匂いがするー」


「やっ!?なっなにを!?やん!やめっ!?フィロス・インカ!?貴女!!」


「だめ。ワタシの事はフィロスと呼んで」


ムスっと顔を顰めて、フィロスが詰め寄ってきますわ。


「私はヴィーちゃんって呼ぶね?いいよね?だめ?」


ちょっと・・・・この方、肉食系兎ですわ!?





「ーナニをやってるんだ、ヴィクトリア・・・・」


「そうだね。君って子は・・・・人を誑し込むのが上手いみたいだ。今度はソレ(・・)を落としたのかい?」



噴水の側で、きゃーきゃー私とフィロス。誰かに声をかけられましたわ。この口調に声、聞き覚えがありますわね。あまり、歓迎したくないような・・・・


わなわなと怒りに満ちた震える声と、耳にしただけで、背筋が氷つく悪魔の囁き・・・・




この声は・・・・





「キャー!!グレイ様とオズワルド様よー!!」



黄色声援を引っ提げて現れたのは、運営()の手先・・・・




ギャー!悪魔と山猿ですわー!?



キャーとギャー。濁点付けるだけで、偉い違い・・・・。

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