表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生悪役令嬢の前途多難な没落計画   作者: 一花八華
第一章
PR
20/107

一文吝みの百知らず

本日2話更新しています。



「ヴィクトリア様は…その。私を本気で友人に?」

「ルビアナ。ヴィーよ。ヴィーと呼んで頂戴。」

「…あの。良いのですか?私なんかが、友人になんてさせていただいて…。」

「私は、貴女がいいのよ。ルビアナ。それともあれかしら?ルビアナは、私とお友達になるのが…嫌?」


「いえ!!そんなわけでは!!私も、ヴィクトリア様とお友達になりたかったので…とても嬉しいです。」


  頬を染め上げ、恥ずかし気に微笑むルビアナ。ああ、なんと可愛いのでしょう!キュンと胸が高鳴りますわ!


「ヴィーよ。ルビアナ。あと、敬語もいらないわ。ここは、アルファフォリスでしてよ?身分差なんてありませんのよ?」


「…ヴィー。」


はにかみながら、おずおずと私の名前を口にするルビアナの破壊力!!


「なんだか…いけない扉を開いてしまいそうでしてよ…。」

「それはただちに閉じて下さい。お嬢様。賛同は致しかねます。」


ハンスに即効で閉じられてしまいましたわ。

冗談の通じない男ね。


「お嬢様の暴走は、何処に向かうかわかりませんので…。」

「大丈夫よ。いくらルビアナが可愛くても、私の想い人は、貴方だけよ。ハンス。だから私とけっこ…「謹んで、辞退させていただきます。」…。」


くっ!また最後まで、言わせてもらえなかったわ!


「あの…ハンスさんと…ヴィーは…どういった関係なんですか?」


私達のやり取りを見て、ルビアナが不思議そうに尋ねてきましたわ。


「あっ、それ俺も気になってたんだよな!歳も離れてるし。ハンス、お嬢に対してすげー過保護だし!もしかして恋人か何か!?」

「ただの、執事と主だよ。」


レオニダスの言葉に、ハンスが抑揚なく被せますわ。


「え?執事って…学園ここは、執事連れ禁止だろ?特別待遇なのか?いいのかよ?」

「たまたま、俺の魔力も発芽したんだよ。入学が一緒になったのは、そういった理由だ。」

「へー。なら、学園では【執事】でなくただの【ハンス】だろ?なんで敬語で話してんだ?」


そうね。それは私も思いましたわ。


「そうよハンス。ここでは、身分差なんてなくってよ。レオニダスの言うように、敬語なんてやめて頂戴。」

「ーそういう訳にもいきませんよ。何処にいこうとも…私にとって、お嬢様はお嬢様なんですから。」


「…敬語は、おやめになって。」


「無理です。第一、『娘を頼む』と旦那様にお給金を頂いておりますし…。」


ですから、私は執事としてお嬢様に接します。

と宣言されてしまいましたわ。


「…なら、そのお給金は即効受けとるのをお止めになって。」

「は?」

「対価が発生するから、仕事になるのですわよね?私、学園にいる間…ハンスを執事として見たくありませんわ。それに、執事付きだなんて【特別待遇】…悪目立ちしましてよ?」


「貴方、私に恥をかかせたいの?」


「いえ…そういうわけでは…」


「なら、この学園で生活してる間は執事でなくハンスでいて頂戴。」


「…しかし…お金も戴いていますし。」

「ですから、それを受けとるなと言ってるのです!」


受けとらなければ、仕事が発生しないでしょう?ね?ヴィーちゃんったらあったまいいですわ。


「お嬢様は、私に死ねと??」



なんですの?聞こえませんわ?


「…無理です。執事は…やめません。」


くっ!しぶといわね。


「だなー。仕事を奪われるのは、死活問題だもんな。」

「うん…そういった事情なら…仕方ないよね。」


レオニダスやルビアナまで!



「私は、お嬢様の執事です。諦めて下さい。」

「ーっ!いつか執事なんて辞めさせてみせますわ!覚悟なさって!!」


そして、私の旦那に!伴侶に!


「ーっうわ。お嬢何気にヒデーな。」

「…ヴィー。…ハンスさんが可哀想。」



ーっ待って!?二人共!?

何か勘違いをしてらして!?


…私は、ハンスの首を切って、路頭に迷わせたいわけではなくってよ!


むしろ永久就職先を提示してましてよ!?



ああっ!目先のハンス攻略を勤しむあまり、友人の好感度を下げてしまいましたわ!


ありがとうございます。



嫁においで。ハンス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ