まだ名前のない距離 51 いつも通りのふりが、少しだけ難しい朝
朝の空気は、
◇
夜とは違って、
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やけに現実的だった。
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◇
でも、
◇
心のどこかは、
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まだ昨夜のまま。
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◇
ユイ「……おはよ」
◇
◇
レン「おはよ」
◇
◇
声は、
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いつも通り。
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◇
……のはずなのに、
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ほんの少しだけ、
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ぎこちない。
◇
◇
ユイ「……寝れた?」
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◇
レン「まあ、普通に」
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◇
ユイ「そっか」
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◇
ユイも、
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それ以上は聞かない。
◇
◇
でも、
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聞かなくても、
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同じことを思っているのは分かる。
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◇
“ちゃんと眠れたかどうか”じゃなくて、
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“ちゃんと忘れられてないかどうか”。
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◇
レン「ユイは?」
◇
◇
ユイ「んー……」
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◇
ユイ「ちょっとだけ寝不足」
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◇
レン「……だろうな」
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◇
ユイ「なにそれ」
◇
◇
レン「顔に出てる」
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◇
ユイ「出てないし」
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◇
レンは、
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少しだけ笑う。
◇
◇
レン「出てるよ」
◇
◇
ユイ「……ほんとに?」
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◇
レン「うん」
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◇
ユイは、
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一瞬だけ視線を逸らす。
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◇
ユイ「……じゃあレンのせい」
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◇
レン「俺?」
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ユイ「うん」
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◇
ユイ「変なことするから」
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◇
レン「変なことはしてない」
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ユイ「してた」
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レン「ちゃんとしたことしかしてない」
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ユイ「それがずるいの」
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◇
◇
一瞬だけ、
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沈黙。
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でもその沈黙は、
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嫌なものじゃない。
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むしろ、
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ちょっとだけ甘い。
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ユイ「……ねえ」
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◇
レン「ん」
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◇
ユイ「普通に話せてる?」
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レン「多分」
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ユイ「多分って」
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◇
レン「ちょっとだけ意識してる」
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◇
ユイ「……同じ」
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ユイは、
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小さく笑う。
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◇
ユイ「なんかさ」
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◇
レン「うん」
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◇
ユイ「全部、ちょっとだけ変じゃない?」
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◇
レン「……わかる」
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◇
レン「距離とか」
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◇
ユイ「そう」
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ユイ「あと、手とか」
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◇
レン「……ああ」
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◇
ふたりは、
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同時に、
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一瞬だけ手元を見る。
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◇
昨日までは、
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“意識して繋いでいた手”。
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でも今は、
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もう、
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自然にそこにある。
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ユイ「……離す?」
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◇
レン「なんで」
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ユイ「いや、なんとなく」
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レン「離さなくていいだろ」
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ユイ「……だよね」
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◇
ユイは、
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ほんの少しだけ、
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握る力を強くする。
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ユイ「なんか安心する」
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◇
レン「俺も」
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歩き出す。
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◇
いつもの道。
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◇
いつもの朝。
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◇
でも、
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少しだけ違う。
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ユイ「ねえレン」
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◇
レン「ん」
◇
◇
ユイ「さ」
◇
◇
レン「うん」
◇
◇
ユイ「今日、一日どうする?」
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◇
レン「学校だけど」
◇
◇
ユイ「そうじゃなくて」
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◇
ユイ「そのあと」
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◇
レンは、
◇
少しだけ考える。
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◇
レン「……特に決めてない」
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◇
ユイ「じゃあさ」
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◇
レン「うん」
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◇
ユイ「どっか寄る?」
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◇
レン「いいけど」
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◇
ユイ「ほんと?」
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レン「断る理由ないし」
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ユイ「……そっか」
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ユイは、
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少しだけ嬉しそうに笑う。
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ユイ「じゃあ決まり」
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レン「どこ行くんだよ」
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ユイ「まだ考えてない」
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レン「適当だな」
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◇
ユイ「いいの」
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ユイ「一緒に考えるのがいいんだから」
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◇
レンは、
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その言葉に、
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少しだけ黙る。
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◇
レン「……そうだな」
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◇
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また少し、
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距離が近づく。
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無意識に、
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肩が触れる。
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◇
ユイ「……あ」
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◇
レン「ん」
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ユイ「今の」
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◇
レン「当たったな」
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◇
ユイ「……うん」
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◇
でも、
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どちらも離れない。
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それどころか、
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少しだけそのままでいる。
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◇
ユイ「……慣れるのかな、これ」
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レン「どうだろうな」
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◇
ユイ「慣れたらさ」
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◇
レン「うん」
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ユイ「ちょっと寂しいかも」
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◇
レン「なんで」
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ユイ「今のこの感じ、好きだから」
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◇
レンは、
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ほんの少しだけ笑う。
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レン「じゃあ、慣れないようにするか」
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ユイ「なにそれ」
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◇
ユイ「無理でしょ」
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◇
レン「じゃあ」
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◇
レン「慣れても好きなままでいればいい」
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◇
ユイは、
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一瞬だけ驚いて、
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それから、
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優しく笑う。
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◇
ユイ「……それ、いいね」
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◇
◇
朝の光は、
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ゆっくりと、
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ふたりを照らしていく。
◇
◇
特別なことは、
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何も起きていない。
◇
◇
でも、
◇
全部が少しずつ、
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変わっている。
◇
◇
“昨日まで”には戻らない。
◇
◇
けれどそれは、
◇
怖いことじゃない。
◇
◇
むしろ、
◇
少しだけ嬉しい。
◇
◇
ふたりの距離は、
◇
今日もまた、
◇
自然に、
◇
近いまま続いていく。




