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023話

挿絵に関するご案内》


本作に使用されている挿絵は、AI画像生成サイトを利用し、作者自身がプロンプト入力などを行って描かせたものです。なお、使用している画像生成モデルには「LoRA(Low-Rank Adaptation)」と呼ばれる学習済み追加データを複数用いており、これはAIに特定のスタイルやキャラクター傾向を覚えさせるための仕組みです。


ただし、本作の挿絵は、作品専用に作成したLoRAを用いているわけではなく、作者が個人の趣味で制作した複数のLoRAをミックス・調整して得られた画像となっております。このため、同じキャラクターや対象であっても、今後挿絵のデザインや品質にばらつきが生じる可能性があります。


これらの挿絵は、あくまで作品世界のイメージ補助を目的としたものであり、専門的な技術によるものではなく、作者による素人技術の範囲で生成されたものであることをご理解いただけますと幸いです。

意識を失った私は、あれから結局一週間ほど寝こけたらしい。

途中で一度も意識を取り戻さずに寝続けたため、下の世話まで部族の方々にさせてしまったとのこと……。

スタートから黒歴史を量産するという、なんとも好調な出だしである……コンチクショウ……。


そして目覚めた私は、分かってしまった。

できれば理解などしたくなかった、現実という名の呪いを──。


──ついているのだ。

ついていてはならないモノが、ついているのだ。


股座に棒……いや、違う。

某SFで有名な──鞭にもなるし剣にもなる──そんな硬度可変式兵装っぽい器官。

一言で言うと、「オメ●RED」よろしくな振動兵装。

しかも今は**ソードモード(硬)**で絶賛展開中である。


「な、なにこれ!? なになになになに!?!?

≠≡⊷≓⊿✵※∽∰⊕☍≒∭‼」


訳の分からない悲鳴を上げながら、私はベッドの上で固まっていた。

その声を聞きつけ、部屋の外で待機していた部族の女性たちが飛び込んでくる。

問題は、まさにその瞬間だった。


私はベッドに腰かけ、目の前の異物を凝視している。

彼女たちは勢いよくドアを開け──そして、ガッツリ御対面。


「な、なんで女の子なのにそんなモノ……

あれ? エイジスは男の子……だったよね? でも、え? どうなってるの??」


「ちょ、ちょっと……あの形……綺麗すぎない!?

ちがう、今のは私の感想じゃないからっ!?!?

∎≬≀✜☣✠✿⨁❖」


カオスである。

錯乱する私、それを直視する部族の娘たち。

誰一人として、場を離れないのが逆に恐ろしい。


──これが、私の異世界における2度目の目覚めだった。


* * *


騒ぎを聞きつけた他の部族の者たちが集まり、

女性たちは部屋から連れ出され、私は服を着せられ軽食を摂らされながら少し落ち着きを取り戻した。

そして長老が部屋に残り、私とふたりで話すことになった。


「お使い様が入られたその体は、エイジスという、この部族で最も若い男のエルフでございます。

しかし……その……何と申しますか……」


歯切れが悪い。

それに、ベッドに座る私に対し、長は床に正座して話している。

いくら私が「同じ高さで話しましょう」と言っても、「お使い様と同じ高さでは恐れ多い」と頑なに拒否された。

──いや、たぶんそれは表向き。

このエイジスという肉体に、何か後ろめたいことがあるからでは?


「いやもう、見て把握したし、あるもんはあるもんでしゃーない。

そもそも転生先が変更になったのは私が原因だし……ゾンビよりは象さんついてる方がマシってことで諦めるよ」


私の諦観めいた言葉にも、長は視線を逸らし、そわそわしている。


「……その、エイジスの死因についてなのですが……どうも、何と申しますか……」


まだ歯切れが悪い。まさかドラッグか?


「薬物の乱用で死んだとか? それとも毒を盛られた内部抗争?」


「違います。そんなことはございませぬ。むしろ……その方が、まだ良かった……」


え……その方がよかったって何よ??


「エイジスは若く、体力も魔力も優れ、行動力もある……

そして、皆に慕われていた存在でした。ある一点を除いては……」


「ある一点。そこ、大事っぽいので、ちゃんと言ってほしい」


決意を固めたように、長は伏し目がちに告げた。


「性欲が──とても強うございました。

とはいえ、まだ番を持てる年齢ではなく……

その……自分で処理するうちに、快楽への執着が強まり……

その果てに、ショック死したようでございます……」


………………マジか。

ちょっと待て、それって──


この身体、テクノブレイク死したの!?


私はこの異世界で、最初から刻まれた黒歴史とともに、生きていくのか!?


挿絵(By みてみん)


挿絵に関して、毎回うるさいくらいに注意書きを前置きしている理由が、まさにこれです。


今回、初めて主人公の挿絵を公開したのですが――正直に言うと、本文に即した場面での姿はNSFW(※公序良俗に反する恐れのある描写)に確実に抵触するため、掲載ができません。そこで今回は、「普段着の主人公」という体裁での挿絵になっています。


ただ、困ったことに、先に出した2枚の挿絵と今回の挿絵は、ベースモデルも使用しているLoRA(画像生成補助データ)もまったく同じ条件なのに、画像の出来栄えがまるで違うのです。


唯一違うのは「プロンプト(AIに画像を作らせるための命令文)」だけ。たったそれだけで、これほどまでに差が出るとは……(涙)


どうもAIお絵描き(Webサービス版)は、その根幹にある「モデル」と呼ばれるデータに大きく依存しているようで、同じモデルを使用している他ユーザーの蓄積的な利用傾向が、生成結果にまで影響を与える仕組みのようです。


特に「エルフ」というプロンプトで作成されている画像の傾向を見ると、どうも過激・セクシャル寄りのものが圧倒的に多いらしく……結果として、私が生成したこの主人公も、最初は「モザイク必須か!」みたいな絵しか出てきませんでした(汗)。普通の服を着せるだけで、ものすごく苦労したんです。


ちなみに使用している3種類のLoRAは、すべて自作であり、性的な要素は一切含まれていないものです。


ところが逆に、同じモデルで「普通の男性キャラ」を描いているユーザーがあまりにも少ないのか、男性キャラを生成しようとすると、色もつかず白黒スケッチのような画像ばかりになってしまいました。


そのため、現在の状況としては、女性キャラと男性キャラで挿絵の完成度に大きな差が生じてしまっているというのが実情です……。

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