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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

封封 ― 骨封じの家 ―

作者:葛城ログ
最新エピソード掲載日:2026/06/19
山あいの集落・湧名地区に、村人たちが「あの家」と呼んで近づかない廃屋がある。

中学一年生の夏、藤澤直哉は弟の悠斗、幼なじみの啓太、転入生の詩織とともにその家に足を踏み入れた。二階の奥の扉に釘で打ち込まれた人骨。内側から染み出したような古い文字。そして、廊下を近づいてくる、見えない何かの足音。

神社の神主から告げられた真実――それは「骨封じ」と呼ばれる古い封印だった。祟り神を家屋に封じ込めるために、死者の骨を核として打ち込む。村がこの土地に住み続けるのは、封印を維持するためだ。そして封じに触れた者には、二十歳までに「呼ばれぬ体質」を築かなければ、命を落とす危険がある。

あの夏から七年。二十歳になった直哉のもとに、啓太の失踪という知らせが届く。

封印が揺らぎ始めている。しかも、それは湧名だけの話ではなかった。日本各地に眠る「封じ」が、何者かの手によって次々と解かれようとしている。

直哉は知らない。封じられているのが祟り神ではなく、天孫降臨以前にこの地に降り立った神の力であることを。失踪した啓太が何者かに利用されていることを。そして自分の中に、日本神話の因子が眠っていることを。

ホラー×伝奇×日本神話。封印の連鎖を巡る、全国を駆ける物語。
プロローグ
第一章 封じられた夏
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