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アセット・フロンティア・オンライン  作者: 床間信生


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23/25

第23話-最終確認

 日曜日の午前十時過ぎ。


 蓮は最終確認とHP、SPを回復させるため、クラン内にある自分の拠点へと戻ってきていた。


 金曜の夜に決意してからというもの、昨日は時間の許す限りアセット・フロンティア・オンラインにログインし、ひたすらゴブリンとの戦闘を繰り返していた。


 そして現在――


 蓮とロアの経験値はともに5,110でカウントが止まり、無事にLv10へと到達している。


 その甲斐もあって、いくつか分かったことがあった。


 まず、ゴブリンから得られる経験値についてだ。


 どうやらゴブリン一体から得られる経験値は、基本的に10。


 蓮の場合は種族特性による10%のボーナスが加算され、それを蓮とロアの二人で等分して獲得しているようだった。


 次に、モルスへの報酬について。


 蓮はある程度ゴブリンを討伐するたびにギルドへ向かい、討伐報酬を受け取っていた。


 Lv10になるまでに手にしたGは、モルスへの取り分である10%を引かれた後でも四万Gを超えている。


(最初の四割で契約してたら、どれだけ持っていかれてたんだ……)


 今になって、蓮は改めてポロンの交渉に感謝していた。


 とはいえ、モルスから受け取った【守りの盾】が役に立ったことも間違いない。


 基本的に蓮がゴブリンから受けるダメージは1。


 そのため、ロアが実際に攻撃を受けた場合、どれほどのダメージになるのかは最後まで確認できなかった。


 だが、八百匹を超えるゴブリンと戦っていれば、クリティカルヒットなどで一瞬ヒヤリとさせられる場面もあった。


 もし、あれがロアに直撃していたら――。


(たぶん、耐えられなかったよな……)


 そう考えると、モルスには感謝してもしきれない。


 そして、Lv10に到達した蓮とロアのステータスは――


━━━━━━━━━━━━━


【REN999】


種族:人間

職業:見習い開拓士

Rank:Ⅰ

Lv:10


HP:280

SP:240

攻撃:35

防御:74

命中:26

抵抗:26


STR:28

VIT:28

AGI:19

INT:46(基礎19+装備27)

DEX:28

LUK:29(基礎19+装備10)

CHA:39


称号:【捨狼握飯】

スキル:【開拓士の目】


――装備――


【守りの盾】

防御+50

スキル:【かばう】


【鞭】

攻撃+7


【派手な帽子】

INT+10 / LUK+10


【見習いローブ】

SP+10 / INT+10


【静歩のサンダル】

INT+2


【薄明りのペンダント】

INT+5


━━━━━━━━━━━━━


 続いてロアのステータスを表示する。


━━━━━━━━━━━━━


【ロア】


種族:フリーウルフ(幼体)

Rank:Ⅰ

Lv:10


HP:100

SP:50

攻撃:10

防御:10

命中:10

抵抗:10


STR:10

VIT:10

AGI:10

INT:10

DEX:10

LUK:10

CHA:10


スキル:【サーブ】


━━━━━━━━━━━━━


「…………」


 まあ、予想はしていたが――ロアは激弱ステータスだった。


 Lv10まで育ったというのに、基礎ステータスは綺麗に全部10。


 とはいえ、蓮としては無事にここまで育てられたという満足感の方が大きかった。


(っていうか、これ……俺のLv1のときとほとんど一緒じゃん)


 そんなことを思いながら、蓮はロアのステータス画面を閉じる。


 今回、Lv10になった後にギルドへ確認に向かったところ、新たに【ゴブリンの巣の殲滅】という依頼が追加されていた。


 もちろん、蓮はすかさず受注した。


 その後、拠点へ戻ってポロンに話をしたところ、餞別代わりなのか、ポーション(中)と普通のポーションをそれぞれ十個ずつ渡された。


 そして、今に至る。


 HP、SPともに全快。


 装備も確認した。


 ポーションも十分にある。


 準備は整った。


 あとは――ゴブリンの巣へ向かうだけだ。


「よし、ロア! 今から行くか?」


「ワン」


「…………」


 しっかり気合を入れたつもりだった蓮だが、なんとも緊張感のないロアの鳴き声に、若干調子を狂わされた。

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