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二番煎じの転生者  作者: きゅうとす
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ミューレイ王女

葵の思わぬ出逢いにびっくりです。


急展開?

転章1 世界探訪記 エルランディア②


勇者メサイア)でありながら世界に戦いを挑む八神直哉ナオヤ)です。謁見まで後5日。


朝から宿は大騒動だった。

何故かシェネッツアが宿にやって来たのだ。


葵の事がバレた?

違った。


この宿にはスタン諸国の小国ミライの王女さまが隠れ潜んでいたらしい。

小国ミライはスタン諸国の中で一番古く歴史ある国で観光で成り立っているような国だった。

何でもシェネッツアに最初に滅ぼされたらしい。その時、王女さまだけ逃げ出していたのだ。


顔を知られている僕は見つかると不味いのでミラージュで姿を消す。葵は暁炎でなければ大丈夫だし、メジーナ博士は問題ない筈である。

でも2人ともいないから大丈夫だ。


宿屋の一階の食堂に騎士達となだれ込んで来た。先頭にシェネッツアが居る。前に見た時は白地に金模様をあしらった着流しのような服だったが、今は黒地に金模様あしらった軍服のような服を着ていた。


宿屋の親父が困ったように留めるが話を訊く積もりのないシェネッツアは部下に采配を振るって、一階から三階まで隈無く探す。


誰もいないと言う報告を受ける度にシェネッツアの眉が上がり、最後には怒鳴っていた。


どうやら確実な情報を持ってやって来ていたらしい。しかも死魂の玉を“よもつひらさか“に持って行く前に捕まえたいようだ。


一体、スタン諸国の小国ミライの王女さまはどれだけ重要人物なのだろう。



実は昨晩、葵はある知人の訪問を受けていた。

スタン諸国の小国ミライの王女ミューレイである。


葵が腕を上げようと封印のダンジョンで英雄となった最初の年に、最年少英雄に会いたいとやって来たのだった。


ミューレイは王女でありながら冒険者であった。小国ミライでは伝統的に12歳で冒険者登録をして腕を磨くのが習わしだった。

位の高い者達は実際に冒険者となっても強い冒険者の警護の中パワーレベリングして貰うくらいで、実際の実力は無いのが普通である。

しかし、ミューレイは違った。高位な冒険者の稽古を受けて、実際の依頼をこなしていたのである。

だからこそ、最年少英雄の葵に会いに来たのだった。その強さを見たくて。


スタン諸国の小国ミライがエルランディア帝国に襲われた時にミューレイは数人の仲間と共に依頼をこなしていた。お陰で助かったのだが家族どころか一族郎党全てを喪ってしまったミューレイは天涯孤独になってしまった。そして、理由も知らず追われる身となったのだ。


何故、故国が滅ぼされたのかを知るためにエルランディア帝国に潜入し、別人に成り済まして冒険者を続けていたのである。


そんな時、葵を見かけたのである。カクシカクの国も襲われたと知っていたから心配して、その晩遅くなってから隠れるように面会に来たのだった。


そして、ミライ王国の起きたことの一部始終をメジーナ博士と僕が葵に紹介されて聞いたのだった。


シェネッツアがミライ王国を襲った理由としてもしかしたらと言う思い当たりはミューレイにはあった。

王家に綿々と守り継がれて来た古文書である。

ただ、読み方は語り継がれなかったから誰にも読めなかった。

ミューレイが保持していたからシェネッツアにも見つけられなかった。


12歳で冒険者になる時ポシェットを渡される。冒険者に必需品であるアイテムを保管する魔法の掛かった魔道具なのだ。その中に古文書も入っていた。

そして、“フジに向かえ“と言う伝言も伝えられていたのだ。

だから、5年前葵に会いにいったし、今回葵に声を掛けたのだ。


謎の言葉はきっと古文書を読む方法を見つけるための者に違いないとミューレイは思っていた。

そして、その古文書を見た僕とメジーナ博士は何故“フジに向かえ“と言い伝えられてきたのかを知った。だから、僕を残して葵とミューレイと共に宿を抜け出し飛空艇クレイモアに帰還したのだ。



ミライ王国のミューレイ元王女を見つけられなかったシェネッツアは部下と共に苛正しそうに嵐のように去った。


宿に着いたら見張りがいるのに気付いて何かあるなとは思っていたのだが、まさかシェネッツアがやってくるとは思わなかった。


ミライ王国のミューレイ元王女に早々に会えたことでシェネッツアの思惑が分かった。



後は死魂の玉を取り戻すだけだ。

今後の方針を話し合うために飛空艇クレイモアに戻ったみんなの後を僕は追う。



エルランディア帝国で死魂の玉を巡って戦いが始まります。





§§§§§§§§§§

毎度、読んでくださいましてありがとうございます。

ステレオタイプな話ですが登場人物が増えてきました。まだまだ、増える予定ですので頭痛いです。

予想も付かない展開に楽しんで貰えたら幸いです。

続きもお楽しみに!

§§§§§§§§§§



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