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二番煎じの転生者  作者: きゅうとす
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葵故郷へ帰る

蓮華にナオヤの実力を見て貰おう

転章1 世界探訪記 カクシカクの国②


勇者メサイア)でありながら世界に戦いを挑む八神直哉ナオヤ)です。謁見まで後9日。



結局のところナオヤにおおいあおいの事を放っては置けなかった。

蓮華れんげ)と言う少女の惨い有り様を見ても許せない相手と感じたのである。


エルランディアと言う国の目的もよく分からない。蓮華に聞いても知らないらしい。

ドワドに訊くと噂だが、と前置きをされてダンジョン目当てなのではないかと教えてくれた。

葵に依れば地下5層程度の浅いダンジョンであり、今の葵ならばヌシは瞬殺出来る相手でしかないと言う。


メジーナ博士は目を輝かせている。カクシカクの国は恐らくババロンの系譜の国だろう。島の形を知っている事と言い、都市の名前と言い間違いないだろう。

そして、その島に少しメジーナ博士には覚えがあった。

地下資源である。

活火山である“フジ“には貴重な鉱物が眠っているのは間違い無い。エルランディアはそれを目当てにしている可能性がある。

そして、それを知っていると言うことはババロンとも何らかの関係がある可能性があった。


フジのダンジョンにある地下資源と言うことはダンジョン主はその先の坑道を護っている?のかもしれない。今までその先に進むことが無かったのは何かの条件が整わなかったからかも知れない。そして、それを知っている可能性があるのは国主だろう。


国主が生きている可能性が見えてきた。蓮華の話では見せしめにされたのは側近達や家老達であり、国主の家族は居なかったらしい。


飛空挺クレイモアをしてもカクシカクの国は遠い。始まりの村アデルの岬の先の海より約7000㎞程離れている。でも、王都から始まりの村アデルまで1000㎞は無い。


つまり、カクシカクの国までは飛空挺クレイモアの全速力で約1時間超、成層圏までの上昇と亜音速飛行をすれば最短3時間で到着するだろう。


今は早さ優先で国主を救う事が必要だろう。葵の心配もそれで減らせるだろうし。


亀甲船が最大戦力なら飛空挺クレイモアでは熱線砲で簡単制圧可能だろう。後は出たところ勝負だろうか?


後は国主の魔素マナ)波動を特定出来ればレーダーで探知出来るが、分からないから僕のミラージュで葵と一緒に探すのが早いだろうか?ドワドはアム達と騒ぎを起こしておとり役をして貰おう。

アムの強さはドワドを凌駕するし、壊れても異空間収納されて即座に復帰できるシステムをメジーナ博士が構築済みだ。



いち応これからの予定を話しながらも既に飛行士ルートを設定済み、飛行中だ。


蓮華にあまり信用して貰えてなかったのでみんなで司令室まで上がって、クレイモアに外の様子をスクリーンに投影して貰った。


成層圏から見る惑星ガライヤは薄紫の霧を纏った宝玉のように綺麗だった。眼下の海は名前もないが所々鬱蒼とした森の広がる緑の宝石のようで素晴らしかった。


転移した時同様、蓮華は固まってしまったが、震えだした。


「此処まで恐ろしい力がある方とドワド様も葵様も知り合いだったなんてとても驚きです。

勇者メサイア)様ならとてもお強いのでしょうね?」


うん、クレイモアは勇者メサイア)補助の為の力だけど勇者メサイア)の力を見せてないから不安かもね。


まあ、話をするより訓練室トレーニングルーム)で模擬試合でもして暇をつぶそう。


それから2時間余りを過ごし、蓮華も葵とドワドを翻弄する僕の力を信用して貰えたようで固まっていた。

固まるのが蓮華は得意なのだろうか?


セラが元気ならリカバーの魔法で完全回復可能だったが仕方なかった。


模擬試合のクールダウンの雑談で葵がドワドの魔纏を習得出来なくて、悩んでいる話になった。


僕は勇者メサイア)の力と言う事で覚醒のスキルを使ってみると、葵には光魔法の適性があり、神聖属性を与えることが出来た。


賢者に確認を取ると

*神聖属性は光魔法の中で神の力を強く発揮でき、闇属性の魔法を除去・肉体損傷の回復に特化した属性です。

クリアー、リバイブ、サンクチュアリ、リターンがあります。*


僕は賢者の解説を聞きながら葵に説明してやると次第に明るい顔になり、喜んでいた。


うん、セラの代わりに蓮華の身体を直してやれそうだからね。

特にリバイブは腕を元に戻すには最適だろう。


その代わり葵のHPはひと桁に減ってしまったけどね。


顔の傷は僕のヒールだと目立たない程度にしか直せなかったから尚更だろう。


他の魔法は使える事が分かっていないと使えないし、闇魔法使い相手の後方支援に充分な魔法と言える。


闇魔法が得意な彼相手にはあればかなり優位に戦える。サンクチュアリが効果を上げている場所では彼の力を押さえ込めさえするだろう。


是非ともパーティーに入って貰いたいものだ。ただ、葵の都合もあるし、今はまだその話しをする時ではないな。



そんなこんなでカクシカクの国に到着した。

上空でミラージュを纏い、姿を消してエドの都市の上空から様子を伺う。

エドの都市は亀甲船の痕が縦横無尽に残り、あちらこちらから煙が上がっていた。いち応、火事は鎮火させてはあるが復興させる気は全くない事が分かった。


やってきた亀甲船は5隻、エドに残っていたのは3隻。2隻はどこへ行ったのか。


疑問は残るが、ドワド達が亀甲船を引きつけている間にエド屋敷の中に入って国主探しをしよう。




カクシカクの国の奪還作戦開始です。

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