学院
「眠い........。帰りたい。」
何で、朝起きるのがこんなに早いんだ?
こんな事なら任務を断れば良かった........。
「ダメだからな!?俺の娘と息子たちの為に頑張ってくれよ!?」
「なんで、起こしにくるんだよ..........。」
「お前は絶対に寝坊するからだよ!」
「.........学校での立ち回りは?」
「お前が1位である事を知られない事。それから、アイツらに見つからずに護衛と監視をしてくれ。」
「ふぅん。じゃあ、俺は無能って言う事にしよう。」
「それは別に良いが.........。」
「いざとなったら無詠唱で助ければ良い。無詠唱なら誰が使ったか分からないからな。」
「.........お前、無詠唱なんて使えたか?」
「..........昔から使えるけど?」
「そうか..........。キツくなったら言えよ?それから、無理だと思ったらすぐに助けを呼べよ?」
「.........無理な時なんてないけど?」
「お前は人が多いところだと制御が出来なくなるだろ?」
「.........何で知ってるんだよ。」
「まあ、俺は国王だからな。お前の事なんてすぐに分かる..........と言いたいところだが、実際のところ出自が分からないからな。何でも分かるとは言えない。」
「別に知らなくて良い.........。」
「はいはい。分かったよ。それじゃあ、行ってこい。」
「........行ってくる。」
「おう!楽しんで来いよ。」
眠い.........。帰りたい..........。
楽しめる訳ない。
任務を楽しむなんて出来る訳ない。
相変わらず無神経な奴だ。
だが、俺を心配して言った事なんだよな..........。
「本当に分かりにくい男だ。」
さてと、教室には着いたが誰も俺が入って来た事に気づいてないな。
これは、国王のおかげだな。
俺は試験を最下位で合格した事になっている。
ここは実力主義と聞いたからな。
最下位の奴とは誰も仲良くしないと踏んだ。
読み通りだな。
ふわぁ〜。...........暇だし寝るか。
そういえば、王女たちは何処だ?
クラスを聞いていなかったな。
まあ、あれだけ地位が高いんだからすぐに噂になるよな。
今は寝るか..........。
そしたら、授業を聞かなくても良いからな。
♢♢♢
「起きろ!起きろ!ルセリアス・ノートン!起きろ!授業中だぞ!真面目に授業を受けろ!」
「あははは!先生!そんな奴放っておきましょうよ!最下位がどう頑張っても上位にはいけない。なら、見捨てるしかないんですよ。」
上位ね..........。
俺は一応、最強と謳われる序列1位のルキウス・レインバーグなんだがな。
というか、初日でもうこんな扱いなのか...........。
これは、意外に面倒そうだな。
どうしたもんかな。
王女たちの護衛もあるんだが...........。
コイツらばかりに構ってはいられないからな。
もしもの時は致し方ないがコイツらの前で力を使うかもな。
長い付き合いになりそうだな。
「先生別に僕の為に授業を止めなくて良いですよ。彼らの言う通りですからね。僕は自分で勉強できるので気にせず授業をしてください。」
「はぁ〜、そこまで言うならちゃんとやれよ?次のテストの点数が悪ければ補修だからな?」
「はい。」
一応、波風を立てない為に俺はキャラをつくっている。
まあ、キャラと言っても昔の俺に近いがな。
..........嫌な事を思い出した。
早く寝よう。
ふわぁ〜、おやすみ............。
♢♢♢
ん..........?
もう、夕方か...........。
みんなは.........下校しているのか............。
教えてくれても良いだろうに..........。
いや、普通の学院生だとマズイか。
どうやら、俺の寝起きは最悪らしい。
起こしたら殺気を向けているらしい。
俺は腐っても序列1位だ。
普通の学院生が耐えれる訳がない。
なら、起こしてくれない方が助かるな。
そう考えながら俺は転移で家に帰り深い眠りについたのであった。
次回も楽しみに!




