閑話 おるすばん
閑話 おるすばん
あさだった。
みーがおきていた。
にいもおきている。
いぬもいた。
みーはおなべをまぜていた。
しろいのをいれる。
まるいねぎもいれる。
ぐるぐるまぜる。
いいにおいだった。
「できた」
みーがいう。
ごはんだった。
みんなですわる。
たべる。
おいしい。
わたしはにこにこした。
みーもたべる。
にいもたべる。
いぬもたべる。
いつものあさだった。
ごはんがおわる。
みーがにもつをもつ。
おなべももつ。
わたしは、はしっていく。
「きょうも?」
みーはうなずいた。
「きょうも」
わたしはちょっとだけしょんぼりだ。
みーはまいにちでかける。
あさいなくなる。
ゆうがたかえってくる。
でも。
ちょっとさみしい。
みーがあたまをなでた。
「いってくる」
うなずく。
「いってらっしゃい」
にいもいう。
「いってらっしゃい」
わん。
いぬもないた。
みーはてをふった。
そしてあるいていく。
どんどんちいさくなる。
みえなくなる。
いなくなった。
わたしはいりぐちをみる。
もういない。
ちょっとだけさみしい。
「にい」
「なに?」
「みーまだ?」
にいはそらをみた。
「まだ」
うなずく。
まだだった。
だからまつことにした。
ゆうがただ。
わたしはいりぐちにすわっていた。
いぬもいた。
にいもいた。
そのとき。
むこうにひとがみえた。
みーだった。
「みー!」
はしる。
いぬもはしる。
みーがわらった。
「ただいま」
ぎゅっとした。
みーはあったかかった。




